『君の名前で僕を呼んで』監督、ボブ・ディラン「血の轍」が着想の映画を製作
映画『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が、歌手ボブ・ディランのアルバム「血の轍」(「Blood on the Tracks」)にインスパイアされた映画を製作することがDeadlineなどで報じられた。
【写真】男性同士のひと夏の恋を描いた『君の名前で僕を呼んで』
1975年にリリースされたディランの15枚目のアルバム「血の轍」は、楽曲「ブルーにこんがらがって」「運命のひとひねり」「嵐からの隠れ場所」などが収録され、ビルボード200チャートで1位、全英アルバム・チャートで4位を記録。ローリング・ストーン誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」では16位に入るなど、ディランのスタジオ・アルバムの中でも大ヒットした作品だ。
映画は、『君の名前で僕を呼んで』でグァダニーノ監督とタッグを組んだRTフィーチャーズのプロデューサー、ホドリゴ・テイシェイラが同監督と共に製作する予定で、脚本は「血の轍」の版権を所有するテイシェイラのアイデアを、映画『P.S. アイラヴユー』などのリチャード・ラグラヴェネーズが脚色する。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)