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湯浅政明監督の新作『きみと、波にのれたら』来年初夏公開!監督史上もっともシンプルなラブストーリー

第31回東京国際映画祭

『きみと、波にのれたら』ビジュアル
『きみと、波にのれたら』ビジュアル - (C) 2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

 開催中の第31回東京国際映画祭で特集上映「アニメーション監督 湯浅政明の世界」が行われている湯浅政明監督が28日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた『夜明け告げるルーのうた』の舞台あいさつに登場し、2019年初夏に新作アニメ『きみと、波にのれたら』を公開することを発表した。

映画『夜明け告げるルーのうた』PV映像【動画】

 『きみと、波にのれたら』の主人公は、大学入学と共に海辺の街に引っ越してきたサーフィンが大好きな女子大生・ひな子。海の上では怖いものなしだが、自分の未来には自信が持てない女の子が、ある火事騒動をきっかけに消防士の港と出会うことにより、成長していく姿を描いた物語だ。

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湯浅政明
湯浅政明監督

 新作について湯浅監督は、劇場公開用長編アニメーション映画であること、ストレートなラブストーリーであることを明かすと「僕の過去の作品のなかでは、もっともシンプルなお話になっていますが、スペクタクルもありドラマの盛り上がりもあるラブコメ。『ルーのうた』よりも、少し上の世代にも観ていただける作品です」と説明した。

 現在、絵コンテは終了し、絵をどんどん作っている最中と進捗を明かすと「ちょっと遅れていますが、順調です」と笑顔を見せた。声優陣の発表などはされなかった。

 この日は『夜明け告げるルーのうた』についても、さまざまなトークを展開。企画当初、メインキャラクターが人魚ではなくバンパイアの女の子だったことや、現在と回想の絵柄の違いなどについて言及。

 さらに司会者から「この作品は『崖の上のポニョ』に似ているという指摘や、ルーのパパがトトロっぽいところなど、湯浅監督の根底にジブリ愛があるのでは?」という質問に「企画の段階では、競合がいないと思っていたのですが、作品を作っているなかで『あれ、ストーリーが似ているかも』と気づいた」と苦笑いを浮かべると、ジブリ愛については「どちらかというと宮崎駿愛ですかね」と語っていた。(磯部正和)

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