「獣になれない私たち」菊地凛子の“猛獣”キャラに熱視線!
新垣結衣と松田龍平がダブル主演を務めるドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系)で、野性味あふれるブランドデザイナー・橘呉羽を演じている菊地凛子に熱い視線が注がれている。
同ドラマは、仕事も恋も頑張りすぎるあまり身も心もすり減らしてしまう晶(新垣)と、世渡り上手で女性にモテる敏腕会計士・恒星(松田)が行きつけのバー「5tap」で出会い、本音をぶつけ合うなかで傷つきながらも自分らしい道を選択していく姿を描き出す。
2007年の映画『恋するマドリ』でも、新垣と松田と共演を果たしていた菊地。新垣の初主演映画となった同作では、恋に悩む美大生・ユイが以前住んでいた部屋の新しい住人・アツコ役を担当。ユイが憧れるカッコいい大人の女性という役どころを好演した。
そんな菊地は「獣になれない私たち」では、恒星との過去の関係を濃厚に匂わせつつ、破天荒な性格のキャラクターとして強烈な存在感を放っている。劇中でも象徴的に登場するブランド「メタモルフォーゼ」のデザイナーという設定の呉羽は、まさに“獣になれない”晶とは対照的な“野獣”キャラとして物語を大きく動かす存在だ。
とりわけ第3話の終盤からの展開は、視聴者に大きな衝撃を与えた様子。晶の交際相手である京谷(田中圭)が元彼女の朱里(黒木華)をめぐって言い合いになる場に居合わせた恒星と呉羽だったが、帰りに恒星が晶を送る一方で、呉羽はタクシーで京谷に突然キスを迫る。すぐさまSNSなどでは驚きの感想が多く寄せられた。そして、続く第4話では呉羽と京谷についてのさらなる事実が明かされると、衝撃的な展開に目が離せないという声が再び上がっていた。
物語に波乱を巻き起こす呉羽を演じる菊地は、今年はエミー賞で最多ノミネートとなる22ノミネーションを獲得した人気海外ドラマ「ウエストワールド」のシーズン2に出演するなど、海外でも活躍も著しい。地上波の連続ドラマへのレギュラー出演としては2010年放送の「モテキ」以来8年ぶりとなったが、改めてその演技に注目を浴びているようだ。
晶と恒星の関係の行方や、田中ふんする京谷のダメな優男ぶり、そしてその元カノ・朱里を演じる黒木の怪演にも視線が集まっている「獣になれない私たち」。第5話では、晶が朱里と対面することになるなど、複雑な人間関係に新たな展開を迎えることに。菊地が演じる“猛獣”キャラとともに、今後の物語の行方にも期待が高まる。(編集部・大内啓輔)