ハリウッド版『アジョシ』脚色はジョン・ウィック脚本家
韓国で大ヒットとなったウォンビン主演のアクション映画『アジョシ』(2010)のハリウッドリメイク版に、『ジョン・ウィック』シリーズの脚本家であるデレク・コルスタッドが参加するとDeadlineが独占で報じた。
『アジョシ』は、過去のある出来事で心に傷を負った孤独な男が、彼を“おじさん”(アジョシ)と呼んで慕う少女を誘拐した臓器売買組織と、壮絶な戦いを繰り広げるさまを描いた作品。ハリウッド版リメイクは、米ワーナー・ブラザース傘下であるニュー・ライン・シネマが制作を手掛ける。
一方の『ジョン・ウィック』は、引退した伝説の殺し屋が、妻の遺した犬を殺したマフィアを血祭りにあげるさまを描いた作品。同作を手掛けたコルスタッドの起用は、『アジョシ』を脚色するうえで最適な人選と言えそうだ。
『アジョシ』では、ウォンビンが鍛え上げた肉体と繊細な演技で、孤独な戦いに挑む主人公を熱演。韓国ではその年のナンバーワンヒットを記録し、社会現象を巻き起こした。圧倒的な存在感を放った“アジョシ”役ということもあり、ハリウッド版のキャスティングも注目を浴びることになりそうだ。
ニュー・ラインでは、やはり世界中で話題を呼んだ韓国産『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)のリメイク企画も進行中。こちらは、『アナベル 死霊館の人形』(2014)、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)などのゲイリー・ドーベルマンが脚本を手掛ける。(編集部・入倉功一)