役作りで減量の大泉洋、最終的に10キロ走破
俳優の大泉洋が12日、都内で行われた映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(12月28日公開)完成披露試写会に登壇。難病である筋ジストロフィーを発症した鹿野靖明さんを演じるため、最大10キロ減量した大泉は、クランクインしてからも体重維持のためにランニングを欠かさなかったことを明かした。
同作は、ノンフィクション小説「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(渡辺一史著)を原作に、難病を患い不自由な体でもあるにも関わらず、自由きままにワガママに生きた鹿野(大泉)と、彼に影響を受ける人々の人生を描いた感動作。
この日は、高畑充希、三浦春馬、渡辺真起子、竜雷太、綾戸智恵、佐藤浩市、原田美枝子、前田哲監督も来場し、和やかなトークを展開。その中で、タイトルにちなんで「○○なのに○○かよ」というお題を与えられると、大泉は「ランニングなのに止まるのかよ」と回答。クランクアップ後、役作りのために10キロ体重を落としたことをクリエイティブオフィスキュー・オフィシャルサイトで報告していた大泉は、「太るわけにいかなくて、ダイエットをしていた」と改めて紹介した。
しかし、撮影地が地元の北海道だったため、共演者に「美味しいものを食べてほしい」と、いろいろな店に連れて行ったという。当然自分も食べてしまうため、食後にランニングをしていると、三浦や高畑が「わたしも走りたい」と自ら申し出て、一緒に走っていたのだとか。ところが、高畑は「10メートル走るとすぐに止まる」そうで、「そのペースについていくのが大変だった」と大泉。高畑は「すいませんでした」と頭を下げつつ、「二人(大泉と三浦)が付き合ってくれて……。めちゃ優しいです!」とヨイショで機嫌を取ると、「大泉さん、10キロ走ってました」とも。大泉も「最後の方は10キロも走れるようになってましたね」と、ランナー並みの距離を走破していたことをしみじみと語っていた。
一方、佐藤に対しても「撮影なのにゴルフかよ」と物申す大泉。佐藤は撮影の前後にゴルフを満喫。さらに、ゴルフ日は晴れて、撮影日に雨が降ると、佐藤は「俺はさすがだよな!」と得意気に話していたそうで、大泉は「本当に何をしに来てるのかわからない。夏の北海道の撮影だったから来てくれたと思います」と最後まで口撃を緩めず、佐藤をタジタジにしていた。(取材:錦怜那)