ディズニー「くるみ割り人形」楽曲を世界的ピアニストが生演奏!坂本真綾も感激
映画『くるみ割り人形と秘密の王国』の公開記念ミュージックイベントが21日、TOHOシネマズ日比谷で行われ、本作にピアノソリストとして参加した中国出身の世界的ピアニスト、ラン・ランが登壇。劇中の楽曲「くるみ割り人形」のスペシャルメドレーを披露した。
【フォトギャラリー】世界的ピアニストが「くるみ割り人形」の楽曲を生演奏!
不朽の名作「くるみ割り人形」をディズニーが実写化した本作は、愛する母を亡くし、心を閉ざした主人公クララが「秘密の王国」に迷い込み、危機に瀕した王国の戦いに巻き込まれていく様を描くファンタジー。イベントには、日本語吹替キャストとして”お菓子の国“の統治者シュガー・プラムの声を担当した声優の坂本真綾も登壇した。
ランは、本作で指揮者グスターボ・ドゥダメル率いるロンドンのフィルハーモニア管弦楽団と共演。その音楽に合わせてバレエダンサーのミスティ・コープランドが踊るというコラボレーションも劇中で実現している。この日は、自身がアレンジした劇中の楽曲「くるみ割り人形」のスペシャルメドレーを披露。演奏後、日本語であいさつしたランは「みなさん楽しんでいただけましたか」と客席に呼び掛けると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
「クリスマスシーズンに、こんなすごい方たちがたくさん関わった作品に参加できて本当に嬉しいです」と喜びを表現したランは、ロンドンのプレミアで本作の主要キャストと対面したエピソードなどを回顧。「本当に楽しいひと時でした。この時初めて完成した映画も観たんですけど、音楽と映画が一体化したミュージックビデオを見るような作品で、僕自身も最高のひと時が過ごせました。僕は日本のアニメなどが大好き。今回は日本語の吹き替えも楽しみです」
坂本も、ランの生演奏に感激しきり。「なかなかできない経験をさせてもらいました。オーケストラがいない状況でより繊細な部分が伝わってきました。動悸がするほどドキドキしながら聴いていました。東京にいてもファンタジーの世界が見えてくるようでした」と生パフォーマンスに大絶賛。また、英語版でシュガー・プラムの声を担当したキーラ・ナイトレイについて「いつものキーラ・ナイトレイの声と違うなって思ったんです。今回の作品のためにキーラが役づくりでいろいろ工夫して声を作ったと聞いて、わたしにしては高いんですけど、キーラのトーンに近づけてお芝居をしました」とアフレコ時のこだわりを明かしていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『くるみ割り人形と秘密の王国』は11月30日より全国公開