新メリー・ポピンズ声優に平原綾香 谷原章介も歌声披露
ディズニー傑作ミュージカル映画のおよそ半世紀ぶりとなる続編『メリー・ポピンズ リターンズ』の日本語版声優が発表され、シンガーソングライターの平原綾香が、新世代のメリー・ポピンズ声優を務めることが明らかになった。また、俳優の谷原章介がシングルファザーとして3人の子供を育てるマイケル・バンクスの声を担当。歌声も披露する。
今年日本で初上演されたミュージカル「メリー・ポピンズ」でも同役を務め、高い評価を受けていた平原。それだけに「映画が公開されるということにワクワクしていたのですが、まさか(自分が)メリー・ポピンズの声を演じることができるとは思っていなかったので、最高に幸せです」と喜びを明かす。
映画では新たに9曲のミュージカルナンバーも披露しており、平原は「歌詞もメロディーも良く、泣けてくる歌が多かった。踊りながら歌うシーンも多くて、これからこの歌が、何十年経っても色褪せない名曲になるんだなと思うと、その第一歩に参加できてとても嬉しいです」と手応えを感じている様子。実力派シンガーとしても知られる彼女の美声に期待がかかる。
一方、洋画吹替声優に初挑戦となる谷原が演じるマイケル(ベン・ウィショー)は、大恐慌時代のロンドンで、妻を失い金銭的も余裕がなく、窮地に追いやられてしまうバンクス家の長男という役どころ。もちろんミュージカルにも挑戦しており、「歌いながらも心情を表現するのが難しかった」と告白しており、多彩な活躍で知られる谷原の新たなチャレンジにも注目だ。
『メリー・ポピンズ』はディズニーにとっても特別な作品ということで、30 年以上に渡りディズニーキャラクター声優監修の総指揮を務め、外国語版のキャスティングも指揮するリック・デンプシーが、各国の吹替え収録現場に立ちあう異例の対応が取られた。平原の収録現場に立ち会ったリックは「英語版に登場するエミリー・ブラント(メリー・ポピンズ役)と上手く一体化しつつも、彼女自身のメリー・ポピンズを演じた」と絶賛。谷原についても「マイケルの“父親としてあるべき姿”、そして自然と彼の中から出る“優しさ”の両方を表現している」と評価している。
そのほかのキャストに、ミュージカル界の一線で活躍する面々が集結。メリー・ポピンズの友人・ジャック役で岸祐二、マイケルの姉・ジェーン役で堀内敬子、メリー・ポピンズのまたいとこトプシー役で島田歌穂、マイケルの息子・ジョン役で加藤憲史郎が参加している。(編集部・入倉功一)
映画『メリー・ポピンズ リターンズ』は2019年2月1日より全国公開