星野源、大河「いだてん」出演!「セリフがほとんど英語…」
シンガーソングライターで俳優の星野源が14日、宮藤官九郎が脚本を手掛ける、NHKの2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に出演することが決定し、同局内で行われた出演者発表会見に出席。オリンピック東京招致のキーマン役として、英語ゼリフに挑戦していることを明かした。
同ドラマは“五輪に初参加した男”金栗四三(かなくり・しそう/中村勘九郎)と“五輪を呼んだ男”田畑政治(たばた・まさじ/阿部サダヲ)、2人の主人公のリレー方式により、日本が初めてオリンピックに参加した1912年から「東京オリンピック」実現にこぎつけた1964年までの物語。
星野が演じるのは外交評論家でジャーナリストの平沢和重(ひらさわ・かずしげ)。1964年オリンピックの開催地を決めるミュンヘンIOC総会で「伝説」と呼ばれるスピーチをした男。各国のスピーチが持ち時間の45分を超える中、委員たちの疲労を考慮して、15分に書き直してスピーチをしたという。妥協を許さない仕事人間だが、わかりやすい語り口と渋い雰囲気で“お茶の間のマダムキラー”の一面も持っている。
宮藤作品に久しぶりに参加する星野は、「嬉しくてワクワクしながら(脚本を)読みましたが、本当に面白い」と絶賛。平沢役については、「知れば知るほどカッコいい、人間的としても素敵な人」と語るが、まだ二日間しか撮影していないそうで、「早く参加したいですが、次の参加は多分来年」と待ち遠しい様子。
「セリフがほとんど英語で日本語を全然しゃべっていない」ことも打ち明ける星野は、台本に書かれた日本語のセリフを読んでいると、「最後に『英語で』と書いてあって、これは大変になると思った」と苦笑い。しかし、阿部は「源ちゃんは最初から外国の方の前でずっと英語。それを物おじしないでカンペも見ないでやられていて感動しました」と賛辞を贈っていた。
また、“マダムキラー”の異名については「今日知りました。どういうこと? って」と目を丸くしながら、「(そういう場面が)後々出てくるのか、平沢さんは人気があったということだけでしょうけど……」と分析していた。
星野のほか、松坂桃李、松重豊、小泉今日子、岩松了、永島敏行、柄本時生、大方斐紗子、ベンガル、根岸季衣の出演も発表され、会見には松坂、松重のほか中村、阿部も来場した。(取材:錦怜那)
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」は2019年1月6日より放送(NHK総合20時~ほか)