『クリード 炎の宿敵』など注目作6選!
今週公開の映画
『ロッキー』『ドラゴン・タトゥーの女』シリーズ最新作など、今週公開の注目映画を紹介する。(編集部・大内啓輔)
『ドラゴン・タトゥーの女』シリーズ最新作!リスベットの過去が明らかに
『蜘蛛の巣を払う女』1月11日公開
スウェーデンのベストセラー小説を映画化した『ドラゴン・タトゥーの女』シリーズ最新作。映像記憶能力を持つヒロインの天才ハッカー、リスベットが新たな陰謀を探っていくうちに、自身の忌まわしい記憶と葬り去った残酷な過去に向き合うこととなる。今作では『死霊のはらわた』『ドント・ブリーズ』などのフェデ・アルバレスが監督を務め、リスベットを演じるのは『ファースト・マン』にも出演するクレア・フォイ。共演には、シルヴィア・フークス、スヴェリル・グドナソンら。
コリン・ファースらアカデミー賞受賞者が集結!海洋ヒューマンドラマ
『喜望峰の風に乗せて』1月11日公開
1968年に、ヨットによる単独無寄港世界一周レースに参加したドナルド・クローハーストの実話をもとに描かれる海洋冒険ドラマ。レース用のヨットを持たないドナルドの果敢な挑戦にスポンサーも現れ、妻子を残して出発するが、大海原で厳しい自然と耐えがたい孤独、予想外の自身の行動に直面することになる……。ドナルドをコリン・ファース、妻をレイチェル・ワイズが演じ、デヴィッド・シューリスらが共演。監督は『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュ。
童謡誕生100年!北原白秋と山田耕筰が日本歌謡を生み出すまで
『この道』1月11日公開
詩人・北原白秋と音楽家・山田耕筰が出会い、「からたちの花」などの童謡が生まれた背景を描く物語。子どもたちの歌が伝承の「わらべうた」か和訳した「ドイツ童謡」しかなかった明治から大正時代初期に、日本人の手で童謡を作ろうという熱い思いで創刊した雑誌「赤い鳥」をめぐる人々の熱い思いが映し出される。大森南朋が白秋を、AKIRAが山田を演じ、共演は松重豊、貫地谷しほり、津田寛治、升毅、柳沢慎吾、羽田美智子ら。監督を『半落ち』などの佐々部清が務めた。
『ロッキー4/炎の友情』を受け継ぐ、息子たちの宿命の死闘!
『クリード 炎の宿敵』1月11日公開
『ロッキー』シリーズでロッキー・バルボアと激闘を繰り広げたアポロ・クリードの息子を主人公に据えた『クリード チャンプを継ぐ男』の続編。父の命を奪ったイワン・ドラゴの息子との戦いを中心に、クリードがさらなる成長を遂げることになる。シルヴェスター・スタローン、マイケル・B・ジョーダンらが前作に続いて出演。監督は前作から交代し、短編やテレビシリーズを手掛けてきたスティーヴン・ケイプル・Jrがメガホンを取った。
大統領候補暗殺犯に……!? 伊坂幸太郎原作の再映画化
『ゴールデンスランバー』1月12日公開
2010年に堺雅人主演で映画化もされた、伊坂幸太郎のベストセラー小説を韓国で再映画化。強盗に襲われた人気アイドル歌手を救い国民的ヒーローになった宅配ドライバーのゴヌは、次期大統領候補者を狙った爆弾テロに遭遇。暗殺犯に仕立て上げられ、逃走劇を繰り広げることに。主人公を『世界で一番いとしい君へ』などのカン・ドンウォンが演じるほか、『ザ・キング』などのキム・ウィソン、『探偵ホン・ギルドン ~消えた村~』などのキム・ソンギュンらが共演した。
孤独なマチルドの初めての友達は、小さなおしゃべりフクロウだった
『マチルド、翼を広げ』1月12日公開
前作『カミーユ、恋はふたたび』でフランスの観客90万人を動員するヒットを飛ばしたノエミ・ルヴォウスキーの最新作。今作では、女優としても評価の高い彼女が情緒不安定な母を演じ、自らの子ども時代を詩的な表現で描き出している。変わり者の母親の突飛な行動に振り回され、学校でも友人ができず孤独な日々を送る9歳の少女マチルド。ある日、母親が理知的にしゃべる小さなフクロウを連れてきたことから物語が動き出す。マチルド役は初演技となったリュス・ロドリゲス、彼女を優しく見守る父役をマチュー・アマルリックが演じた。