泣き声を聞いたら連れ去られる…『死霊館』ジェームズ・ワン製作のホラー、初夏公開
大ヒットホラー『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン監督がプロデューサーとして参加する新作映画が、『ラ・ヨローナ~泣く女~』の邦題で初夏より公開されることが決定した。中南米に古くから伝わる怪談に基づく物語で、子どもたちを連れ去る呪われた存在ヨローナの脅威が描かれる。
タイトルにあるヨローナとは、わが子を溺死させてしまった悲しみのあまり川に身を投げ、この世をさまよう呪われた存在を指す。彼女はかつて夫の浮気に苦しみ、嫉妬にかられ、夫にとって最愛のわが子を死なせてしまった。ヨローナは死後もこの世をさまよい、彼女の泣き声を聞いた子どもは必ず連れ去られるという。
映画の舞台は、1970年のロサンゼルス。ソーシャルワーカーのシングルマザー、アンナが、子供の危機を察知した母親から助けを求められるが、それを無視。その後、アンナの子どもたちが脅威にさらされることとなり、彼女が神父とともにヨローナの呪いと対峙していくさまが描かれる。
監督は、『死霊館』第3作も控える新鋭マイケル・チャベス。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』や『アナベル』シリーズの脚本を手掛けてきたゲイリー・ドーベルマンがワンとともに製作に名を連ねる。
ソーシャルワーカーの女性アンナ役に、海外ドラマ「ブラッドライン」シリーズや映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』や『グリーンブック』のリンダ・カデリーニ。アンナの子どもたちのエイプリルとクリスを『アメリカン・スナイパー』のマデリン・マクグロウ、新人のローマン・クリストウがそれぞれ演じる。(編集部・石井百合子)
映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』は2019年初夏、全国公開