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『アンブレイカブル』から18年!あの子役俳優が『ミスター・ガラス』を語る

『アンブレイカブル』の子役がこんなに立派に!スペンサー・トリート・クラーク
『アンブレイカブル』の子役がこんなに立派に!スペンサー・トリート・クラーク

 映画『アンブレイカブル』『スプリット』の続編となる、M・ナイト・シャマラン監督の新作『ミスター・ガラス』(1月18日 日本公開)について、若手俳優スペンサー・トリート・クラークが、1月14日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【動画】『ミスター・ガラス』予告編

 ある施設で、特殊能力を持つ3人を対象にした禁断の研究が始まる。その施設には、悪を察知する能力と不死身の体を持つデヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)、24の人格が同居する多重人格者ケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、高いIQと94回も骨折した繊細な体を持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)が集まっていた。スペンサーは、ブルースが演じるデヴィッドの息子ジョセフ・ダンを再び演じた。

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 『アンブレイカブル』に出演した当時は11歳だったスペンサー。「何年か前にシャマラン監督が続編の話をしていたけれど、『アンブレイカブル』の公開からはだいぶたっていて、続編に関してもう誰も取り上げていなかったんだ。けれど、『スプリット』が公開され、『アンブレイカブル』の世界とつながりがあることが知られた。友人から電話がきて『スプリット』と『アンブレイカブル』の世界がつながっていたことを知っていたのかって聞かれたよ。僕はその時点では、まだ『スプリット』を観ていなかったから、何が起きているんだ? という感じだったね」シャマラン監督はその頃、今作の脚本を執筆中だったそうで、その2か月後、今作へのオファーの電話を受けたそうだ。

 シャマラン監督やブルースとは約10年会っていなかったため、脚本の読み合わせは少し不思議な感じがしたそうだ。「彼らには、この20年間で2、3度会っただけだったんだ。脚本の読み合わせで、ブルースとサミュエルが『アンブレイカブル』と同じオリジナル衣装を着ているのを見た時はとても嬉しかったよ。脚本を読みながらシャマラン監督が書いた内容を探っていくと、再び彼らとつながった。当時僕は11歳だったけれど、子供時代の僕にとって、ブルースは重要な役割を果たしていたんだ」ブルースには『アンブレイカブル』の撮影終了後に、ザ・ビートルズとレッド・ツェッペリンのCDボックスセットをプレゼントされ、大きな影響を受けたそうだ。

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 シャマラン監督の演出については「今、僕はテレビ番組への出演が多いのだけど、エピソードごとに異なる監督が、カメラでできる限りのシーンを捉えるようなブランケット・カバレッジ(包括的な撮影や報道)が多くて、全てが速く撮影されている感じなんだ。シャマラン監督はこだわりがあって、事前に絵コンテも描かれている。通常(の監督)は『こっちに来て、スペースを使ってシーンをリハーサルして』と言ったりするが、シャマラン監督からは『3フィート歩いて、セリフを言ってから動いて、そして座ってくれ』と指示されるんだ。俳優としてはくじけそうになるけれど、明確なビジョンを持っているから、映像は素晴らしくなり、クールなんだ。最近は誰も4分もの長回しなんてしなくなったけれど、彼は頻繁にやるんだよ」と明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

M・ナイト・シャマランの最新作『ミスター・ガラス』日本版予告編 » 動画の詳細
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