『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督、初来日決定!
『ムーンライト』が第89回アカデミー賞作品賞に輝いたバリー・ジェンキンス監督が、新作映画『ビール・ストリートの恋人たち』(2月22日公開)のプロモーションのため、来日することが16日、明らかになった。来日は2月13、14日の2日間を予定。ジェンキンス監督にとって初の来日となる。
アカデミー賞授賞式(現地時間2月24日)直前となるタイミングでの来日が決まったジェンキンス監督。前作『ムーンライト』では監督賞を逃すも、タレル・アルヴィン・マクレイニーとともに脚色賞を受賞したほか、強豪とされていた『ラ・ラ・ランド』を抑え作品賞を受賞した。
新作『ビール・ストリートの恋人たち』は、ジェイムズ・ボールドウィンの小説に基づくラブストーリー。1970年代のニューヨークを舞台に、無実の罪で逮捕された22歳の男性ファニー(ステファン・ジェームズ)と、その恋人ティッシュ(キキ・レイン)、2人を見守る家族たちの試練が描かれる。
本作は、ボストン映画批評家協会賞で作品賞を受賞したほか、第76回ゴールデン・グローブ賞では作品賞、脚本賞、助演女優賞の3部門にノミネート。とりわけ、ヒロインの母親を演じたレジーナ・キングは同賞のほか、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、全米批評家協会賞など数々の映画賞で助演女優賞を獲得している。
新たに公開された日本版予告編には、幼いころから固い絆で結ばれたティッシュ&ファニーが理不尽な試練に見舞われていく様子が収められている。2人にとって数少ない味方となる人々も印象的で、2人に傘を差し出すレストランの店員男性(ディエゴ・ルナ)や、「愛し合う人間が好きなだけだ」と2人を温かく見守る白人男性(デイヴ・フランコ)の姿も見られる。(編集部・石井百合子)