アンドリュー・G・ヴァイナさん死去 『ランボー』などヒット作手掛ける
映画『ランボー』シリーズ、『エンゼル・ハート』『トータル・リコール』などで製作総指揮を務めたプロデューサーのアンドリュー・G・ヴァイナさんが、1月20日(現地時間)ハンガリーのブダペストにある自宅で74歳で亡くなったとハンガリー国立映画基金が発表した。
アンドリュー・G・ヴァイナさんは、1944年ハンガリーのプダペスト生まれ。1956年のハンガリー動乱時に赤十字の援助を受けてカナダに移り、その後家族と共にロサンゼルスに移住。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で映画を学ぶが、独立してフォトスタジオを立ち上げるものの失敗。その後、美容師になり、香港でカツラを製造するギルダ・ファッションを立ち上げる。1976年にマリオ・カサールと共にカルロコ・ピクチャーズを設立し、『ランボー』シリーズ、『ターミネーター』シリースの第3弾、第4弾などのアクション映画から、『ニクソン』『スカーレット・レター』『エビータ』などのドラマまで手掛けた。
彼の死についてアーノルド・シュワルツェネッガーは「(彼は)親愛なる友人で、ハリウッドの革命的な力だった。彼は大作を作るのに、スタジオが必要ないことを証明してくれた」とツイートし、一方、シルヴェスター・スタローンは「(彼は)先駆者で、彼が『ランボー』シリーズの製作をかなえた。彼は誰も(製作を)信じていないときに、『ランボー』の製作を信じてくれた。彼の死は本当に胸が張り裂けそうだ」とInstagramでコメントを残した。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)