GACKT『翔んで埼玉』で高校生役オファー「即答で断った」
ミュージシャンのGACKTが28日、二階堂ふみとダブル主演を果たす映画『翔んで埼玉』のジャパンプレミア inTOKYOに出席し、高校生役のオファーに「最初は即答で断った」と裏話を披露した。
魔夜峰央の人気コミックを実写映画化した本作。埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台に、東京都知事の息子で東京屈指の名門校の生徒会長・壇ノ浦百美と、埼玉出身の容姿端麗なアメリカ帰りの転校生・麻実麗の県境を超えたラブストーリーが展開する。この日のイベントには、ともに主演を務める二階堂をはじめ、伊勢谷友介、ブラザートム、島崎遥香、加藤諒、益若つばさ、中尾彬、京本政樹、武内英樹監督も姿を見せた。
二階堂とともに主演を務めるGACKTは、容姿端麗なアメリカ帰りの転校生をキメキメのビジュアルで演じているものの「最初は『高校生の役』と聞いて、オファーを即答で断った」と裏話を明かす。それでも話を聞くうちに、作品の世界観や役柄も特殊だということがわかり、徐々に興味が出てきたという。そして「ほかの共演者のメイクもすごく、絢爛豪華なセット。良い流れで撮影ができました」と前向きに臨んだとのこと。
そんなGACKTをはじめ、共演者にもみな個性的で一筋縄ではいかないメンバーが揃った本作。二階堂は「それぞれの星の代表が集まったぐらい個性的な方々でした」と登壇者を見渡しながら「現場では、私が一番まともだった」と主張。その二階堂の発言に、GACKTは「僕も自分が一番まともだと思っていた」と強調すると、京本らほかのメンバーは苦笑いを浮かべていた。
和やかな雰囲気のなか、GACKTは京本との初対面のエピソードも披露した。「あいさつをしに楽屋に行きドアを開けると、このまんまの京本政樹が立っていて『やっと会えたねー。僕ら同じジャンルだよね』って言うんです」と“まともじゃない初対面”があったそう。ほかにもGACKTは、現場での独特な京本ワールドを次々に明かして会場を盛り上げた。
埼玉県民と千葉県民との激しい戦いも魅力の一つとなっている本作。武内監督が「しっかり決着をつけたいと思った」と撮影に臨んだ意気込みを語ると、埼玉県出身の島崎は「これまではさいたまスーパーアリーナしか誇れるものがなかったのですが、この映画でちょっとは誇れるものができたのかな」とポツリ。それでも島崎は「やっぱり、まだ(埼玉出身ですと言うのは)恥ずかしいですけどね」と述べて、会場を沸かせていた。(磯部正和)
映画『翔んで埼玉』は2月22日より公開