稲森いずみ、台本20ページ分の長回しに「心臓バックバク」
女優の稲森いずみが5日、都内で行われた「連続ドラマW それを愛とまちがえるから」(2月9日、WOWOWプライムにて夜10時スタート)完成披露舞台あいさつに登壇し、衝撃的な撮影シーンを振り返った。この日は、共演の鈴木浩介、仲里依紗も来場。MCをLiLiCoが務めた。出席予定だった安藤政信はスケジュールの都合のために欠席した。
同作は、直木賞作家・井上荒野の同名小説に基づく大人向けのラブコメディー。結婚15年目を迎え、ある問題を抱えた夫婦の行く末を、笑いあり、涙ありで描くもので、チーフ監督を「最後から二番目の恋」(2012・フジテレビ系)などの宮本理江子が務める。
夫・匡(鈴木)との、ある問題に悩む伊藤伽耶を演じる稲森は、WOWOWドラマ初出演で初主演。同作について「最初に夫婦公認の恋人がいると聞くと突飛なドラマと思うけど、実は典型的な愛の話。それを面白いセリフ回しで(演じているので)ヘビーな内容だけど、構えることなく受け入れられる独特なドラマ」と説明。匡の恋人・朱音役の仲も「今までわたしがやってきた不倫ドラマはドロドロのヘドロみたいな感じだけど、これはポップで明るい感じ」とアピールした。
しかし撮影は、鈴木が「地獄」と表現するほど大変だったようで、「それぞれが鬼のようにしゃべっている」とセリフ量が膨大であることを訴えた。伊藤宅で夫婦とそれぞれの恋人が初めて対面するシーンは、16ページをワンカットで撮影されたことをLiLiCoが紹介。
ところが稲森は「20ページくらい」と訂正すると、「ドラマの現場でドキドキとか緊張することはなくなったけど、久しぶりに心臓がバックバクとしました」と照れ笑い。鈴木は「一発勝負の緊張感があって楽しかった」と話すが、実はこの大事なシーンで間違って掃除機のスイッチを入れてしまい「ウィン」と音を出してしまったという。あわやNGと思われたが、仲は「(撮影は)続けました。まさかのOKでした。そういうトラブルも楽しんでやれました」と笑っていた。(取材・錦怜那)
「連続ドラマW それを愛とまちがえるから」は2月9日よりWOWOWプライムで毎週土曜、夜10時~放送(全5話・第1話無料放送)