藤森慎吾『七つの会議』サラリーマン役が強烈!
興行収入20億円突破を見込める好調な滑り出しを見せた池井戸潤原作の映画『七つの会議』。初のサラリーマン役に挑んだ主演の野村萬斎に加え、「半沢直樹」「下町ロケット」など池井戸原作ドラマに名を連ねてきた実力派キャストのアンサンブルが話題だが、そんな中で「チャラ男」キャラでおなじみの藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が強烈な存在感を放っている。
都内中堅メーカーを舞台に、営業一課の万年係長・八角(野村)が課長のパワハラを訴えたことから、社を揺るがす波乱が起こるさまを描く本作。藤森が演じるのは、経理部課長代理・新田雄介。プライドが高く、社内で犬猿の仲にある営業部の粗探しに執着。また全女性を敵に回すかのようなキャラクターでもある。
公開直前の1月26日にTBSで放送された特番では、藤森は新田を「めちゃくちゃクズ」と評し、それゆえに「おいしい役だなと思った」そう。劇中、八角と激突する場面もあり、萬斎との共演は「初めは気絶しそうなぐらい緊張した」と振り返っていた。
本作では香川照之を筆頭に、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也ら池井戸×福澤克雄監督作品でおなじみの芸達者な顔ぶれが火花を散らしているが、同タッグ初参加となる藤森も堂々たる存在感。ネット上では「存在感凄かった」「はまり役」「迫力の演技」「クズを演じたら本当にすごい」といった声が寄せられている。
ちなみに、「クズ」と言えば『闇金ウシジマくん Part3』(2016)での藤森の演技も話題に。妻帯者でありながら不倫とキャバクラ通いを続け、負のループに陥るサラリーマンをハマリ役で演じていた。(編集部・石井百合子)