『ラ・ラ・ランド』コンビの新作!『ファースト・マン』が公開
『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングとデイミアン・チャゼル監督が再タッグを組んだ映画『ファースト・マン』が8日より日本で公開された。
本作は、人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の船長、ニール・アームストロングの人生を描く伝記ドラマ。ライアンが主人公のニールを演じ、『ドラゴン・タトゥーの女』シリーズの最新作『蜘蛛の巣を払う女』で新リスベット役に抜てきされたクレア・フォイがその妻を演じた。第91回アカデミー賞では録音賞、音響編集賞、視覚効果賞、美術賞の4部門にノミネートされている。
チャゼル監督の前作『ラ・ラ・ランド』や出世作『セッション』とはかなり違った印象の作風だが、監督自身は「夢を追いかけている人の物語という部分では共通点がある。夢を追い求めるということと、そのことの過酷さ。『ラ・ラ・ランド』とは別の方法で今回はそれを伝えようとしている」と語る。
「映画の主題は違うかもしれないが、前作の延長という感覚もあったんだ。夢を追うということを単に美化し、ロマンチックにするのではなく、その行為にともなう感情面、物理面、精神面での犠牲を見せるというのは『ラ・ラ・ランド』だけでなく『セッション』とも共通している」
そんな共通点に注目しながら観てみるのも、面白いかもしれない。(編集部・中山雄一朗)