アカデミー賞、4部門の受賞者発表はCM中に行うことが決定
第91回アカデミー賞
今年のアカデミー賞授賞式では、撮影賞、編集賞、短編実写映画賞、メイク・ヘアスタイリング賞という計4部門の受賞者発表はCM中に行われることに決まった。映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが発表した。
近年、視聴率で苦戦している生放送の放送時間を短縮し、3時間にまとめることを目的にした今回の措置。昨年8月、いくつかの部門の受賞者発表は録画で、編集したものを後ほど流す形を取ると発表されると、「その部門の価値が下がるのでは?」と批判の声も上がっていた。
ベイリーは現地時間11日、アカデミーは24部門全てに変わらず称えるとしながらも、撮影賞、編集賞、短編実写映画賞、メイク・ヘアスタイリング賞の4部門の受賞者発表はCM中に行うと発表。基本的には受賞者がステージに上がるまでをカットする程度のようだが、長すぎるスピーチは編集されることになる。
この4部門はテレビの生放送中に編集したものを流すほか、アカデミー賞公式サイトのストリーミングではライブ放送するとのこと。CM中に発表される賞は毎年4部門から6部門が持ち回り式になるといい、今回省略された撮影賞、編集賞、短編実写映画賞、メイク・ヘアスタイリング賞については、来年の授賞式ではきちんと放送中に発表される。
また、2曲しかパフォーマンスされないかもしれないとウワサされていた歌曲賞だが、例年通りノミネートされた5曲全てのパフォーマンスが行われることも発表された。今年のアカデミー賞授賞式は、30年ぶりに司会者不在で行われる。(編集部・市川遥)
第91回アカデミー賞授賞式は、2月25日(月)午前8時30分よりWOWOWプライムにて生中継