松本穂香&伊藤健太郎、湯浅政明監督新作アニメで声優
『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』などの湯浅政明監督の新作アニメーション映画『きみと、波にのれたら』(6月21日公開)に、松本穂香と伊藤健太郎が声優として参加することが明らかになった。
同作は海辺の街が舞台になっている青春ラブストーリー。ある事故で命を落としてしまう雛罌粟港(ひなげしみなと)と、港の恋人である向水(むかいみず)ひな子というメインキャラクターの2人の声をそれぞれ、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)と川栄李奈が担当することがすでに発表されていた。
「2018年JR SKISKIキャンペーン」のダブルメインキャラクターを担っていた松本と伊藤。今回の作品では松本は港の妹でぶっきらぼうな性格の高校生・雛罌粟洋子(ひなげしようこ)役を、伊藤は港の後輩で新人消防士の・川村山葵(かわむらわさび)役を担当する。
今回が声優初挑戦となる松本は「アニメの声優に挑戦してみたいとずっと思っていたので純粋にすごくうれしかったです。監督もおっしゃっていたのですが、この物語は自信のない人たちの話で、それぞれが何かを感じて、気づいて、前に進んでいくお話だと思います。起こってしまうことはすごく悲しいことなんですが、そこで立ち止まらずに、皆が前を向いて、すごくポジティブで観ている人をきっと元気づけられる素敵な映画になっていると思うのでたくさんの人に観ていただきたいです」とコメント。
湯浅監督のアニメ作品「カイバ」が大好きだという伊藤は「すごく切ないお話だと思いますが、観ている人たちがどこか勇気づけられたり一緒にいる人を大切にしようと思えたり、色々考えさせられることの多い作品でもあると思います。全世代が楽しめる作品ですが、特に山葵のように、すごくもがいて頑張っているのに、仕事がうまくいかないとか、気持ちをうまく伝えられない人はたくさんいると思うので、そういった方々に観ていただけると嬉しいです」とメッセージを送っている。(編集部・海江田宗)