映画ドラえもん、ノスタルジックな魅力あふれるムーンビジュアル公開
国民的テレビアニメの劇場版シリーズ最新作『映画ドラえもん のび太の月面探査記』(3月1日公開)の印象的な場面を、温かみあるタッチで描き出した“ムーンビジュアル”が公開された。
『映画ドラえもん』シリーズ第39作目にして、直木賞作家・辻村深月を脚本に迎えた本作の舞台は月。不思議な力を持ち、月の裏側に暮らす子供たちエスパルと仲良くなったのび太たちが、謎の侵略者から彼らを守るために、決死の覚悟で旅に出る。
“ムーンビジュアル”は、辻村の脚本からインスパイアされ生まれた「大人になったすべての子どもたちへ」がテーマ。仲間のため旅出つのび太たちの姿と共に、大人たちに向けたメッセージをつづったイラストになっており、アクリル絵具の風味と、月を効果的に使用した背景が相まって、ノスタルジックな魅力あふれる仕上がりになっている。
脚本の辻村は、本作について「今回の映画の中盤、のび太たちは、冒険の旅に出るための、その覚悟と勇気を試されるシーンがあります」と証言。「大人なら誰でも、子ども時代に一度は、親にも黙って何かをそっと決意した日があるはずです。本当は不安だけど、心配をかけたくないから『大丈夫?』と聞かれても『うん』と答えたあの日や、友達との秘密を守ろうと決めた時の気持ち。誰かのために、自分のために、ひそかに強く、一歩大人になる決意をしたその夜のことを思い出しながら、皆さんにも映画の中のみんなを応援してもらえたら、とても嬉しいです。そんなのび太たちを見守るように見つめる月の存在にも、ぜひご注目くださいね」と語っている
国民的長寿アニメとあって、近年は、祖父母・親・孫の3世代で鑑賞するファミリーも観られるという『映画ドラえもん』。各世代に刺さりそうな同ビジュアルは、25日から3月4日の期間限定で、新宿駅(メトロプロムナード)・六本木ヒルズ(メトロハット他)・二子玉川駅(東急田園都市線、大井町線構内)にて掲出される。
同作には、月の裏側に住む謎の美少女・ルナ役の広瀬アリス、のび太たちの前に立ちはだかる侵略者・ディアボロ役の吉田鋼太郎、その部下ゴダート役の柳楽優弥などがゲスト声優として参加。また、人気アニメ「テニスの王子様」の越前リョーマ役などで知られる声優の皆川純子が、謎の転校生・ルカの声を担当する。監督は『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(2016)の八鍬新之介。(編集部・入倉功一)