『翔んで埼玉』10億円突破!二階堂ふみが大ヒットに歓喜
埼玉県を徹底してディスることで話題を呼んでいる映画『翔んで埼玉』の大ヒット舞台あいさつが、5日に都内で行われ、主演の二階堂ふみが本作のヒットを喜んだ。
魔夜峰央の人気漫画を二階堂とGACKTのW主演で映画化した本作。埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台に、東京都知事の息子と埼玉出身の転校生の県境を超えたラブストーリーが展開する。この日のイベントにはブラザートム、島崎遥香、武内英樹監督も登壇した。
2月22日より全国319スクリーンで公開され、初週の週末興行ランキングで堂々の1位を記録するなど大ヒット。3月4日までで観客動員数73万人、興行収入10億円を突破したこともこの日改めて発表された。また、監督からはアメリカやイタリアでの公開が決定したことも発表され、二階堂は「世界埼玉化計画!」と大喜び。
二階堂は「こんなにヒットするとは思わなかった。嬉しいです。せっかくだから埼玉全員の人に観てほしい」と呼びかけると、「埼玉が素晴らしい場所であることはそもそも知っていたんです。埼玉の人は心も寛大ということで、そんな土地柄もあってこの映画のこの結果だと思います」と笑みをこぼした。一方で、「でも、今日で区切りをつけて今後は沖縄の方にも力を入れていかないと」と地元・沖縄への愛も忘れず。「埼玉は不滅です!」と宣言して歓声を浴びた。
ブラザートムも本作のヒットに驚きを隠せない様子。「すごいなとは思うんですけど、弱ったね。二階堂さん、これが代表作ですよ」と苦笑いで、「この映画のおかげで自分も埼玉県の戸田市から突然電話がかかってきて戸田市の『特殊詐欺被害撲滅大使』に選ばれました」と嬉しそうな表情を見せた。
島崎も「生きているうちにこんなに埼玉がヒットすることはもうないと思います。わたしは埼玉県出身。これがわたし自身も代表作になるかと思うと嬉しい」と満面の笑み。会場には埼玉県からゆるキャラも駆け付け、深谷市のふっかちゃんからは花束ならぬ深谷ねぎのねぎ束が贈呈された。二階堂は感激した様子で「涙が出そう」と笑みを見せると、ブラザートムが横で「それはネギのせいだよ」とツッコんで笑いを誘っていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『翔んで埼玉』は公開中