永野芽郁、北村匠海からの思い込めたサプライズレターに号泣
女優の永野芽郁が15日、都内で行われた映画『君は月夜に光り輝く』の初日舞台あいさつに登壇し、共に主演を務めた、北村匠海から心のこもった手紙に号泣した。この日は、共演者の甲斐翔真、月川翔監督も来場した。
初日を迎えた永野が「不思議な気持ち。突然(公開日が)来た感覚があってドキドキしています」と打ち明けると、北村も同調し、「今までにないくらいバラエティー番組とかで宣伝をさせてもらいました。母親からは『毎日あなたをテレビで見るけど、ソワソワして心配。ボロが出るんじゃないか……』と(言われた)」と明かして笑いを誘った。
本作は、作家・佐野徹夜の代表作を映画化したラブストーリー。不治の病を患う高校生の少女・まみず(永野)と、彼女が願うことを代わりに体験する少年・卓也(北村)のエピソードがつづられる。
月川監督は、主演の二人について「芽郁ちゃんは『スタート』と言った瞬間から、まみずの人生を生きるスイッチの入り方がすごい」と称賛。『君の膵臓をたべたい』(2017)でタッグを組んだ北村にも「受けの天才。『君の膵臓をたべたい』でも、繊細な目の動きや呼吸で、スクリーンで生きる芝居をしてくれていたので、今回も信頼して甘え始めたくらい、たくしていました」と打ち明けた。
そんな月川監督に「月川ロスになっちゃいます」とつぶやいた北村は、永野にもサプライズレターで思いを告白。永野の前に突き進む力や、自分のことを二の次にして相手を思いやる姿勢、周囲を圧倒する演技力を目の当たりにしたことで、「尊敬している」と語り、今後の更なる活躍に期待するとともに、「また映画やろうね」と呼び掛ける。
このサプライズに永野は「えっ! やだ、こういうの」「もう泣いちゃう」「みんな助けて!」と大騒ぎだったが、手紙が読み進められるうちに号泣し、「やだ。(写真を)撮られたくない」と手で顔をガード。北村から渡されたハンカチで、何度も涙をぬぐいながら「すごく温かい気持ち。そういう気持ちに(なれる)映画なので、同じ気持ちを貰えたという幸せな気持ちでいっぱいです」と感激し、「額に入れるよ」と手紙を受け取っていた。(取材:錦怜那)
映画『君は月夜に光り輝く』は全国公開中