福原遥&佐藤大樹、主演作の公開に「幸せな気持ち」
福原遥と佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)が5日、ダブル主演を務めた映画『4月の君、スピカ。』の初日舞台あいさつに出席し、主演作が初日を迎えた喜びを語った。この日は共演の鈴木仁、井桁弘恵のほか、大谷健太郎監督も来場した。
杉山美和子の人気コミックを実写映画化した本作は、高校の天文部を舞台に、地味な女の子・早乙女星(福原)と、ちょっぴりチャラ目で学年トップの秀才・宇田川泰陽(佐藤)と、天文好きで無口な好青年・大高深月(鈴木)の三角関係を描き出す。
「ずっとこの日を楽しみに待っていました。こんなにもたくさんの方が来てくださって幸せな気持ちでいっぱいです」と福原が語れば、佐藤も「やっとという感じですね。ちょうど半年前くらいに3週間くらいかけて撮影をしました。キャストも同世代が多くて、ものすごく仲良くなりました」と晴れやかな顔を見せた。
イベントでは、原作コミック第3巻の表紙を再現した本作のポスターで、泰陽が星の髪の毛を右手でつまんでクルッとしているポーズ“つまクル”を男性同士、女性同士のペアで再現することに。まずは福原が「弘恵ちゃん、好きだよ!」と笑顔を見せながらつまクルを披露すると会場は大歓声。続いて佐藤が「ひとつだけ聞いていい? 鈴木仁が初めて好きになったのは俺だよな。(『うん』という返事に)なら良かった。僕の鈴木仁の一番星になれたから」というセリフとともにつまクルを披露すると会場はさらなる歓声に沸いた。
どちらのつまクルがよかったかジャッジすることとなった大谷監督は「ちょっと辛口になるけど」と前置きしつつ、「福原さんの『好きだよ!』は本心じゃなかったような感じだった」と評価。佐藤については「(映画の)セリフがちゃんと入っているなと思って。久々に見て、いいなと思いました。続編があったらもしかしたらこの2人が結ばれてるんじゃないか」と述べた。
親友同士が同じ同級生の女子を好きになる、という三角関係が描かれる本作。「恋か友情かどっちを取る?」という質問に佐藤は「僕は譲ります。僕は友情を大切にしたいタイプなので。LDHは男を大事にするんです。絆ですよ」とキッパリ。その後、「わたしは(親友に)ちゃんとお話する」(福原)、「相手の意志を尊重します」(井桁)と続く中、鈴木の「自分は親友が恋のライバルだとしても関係ないですね。それで関係が壊れたとしたら、それくらいの関係だと思う」というコメントに、会場は大盛り上がりとなった。(取材・文:壬生智裕)
映画『4月の君、スピカ。』は全国公開中