レッドフォードの俳優引退作『さらば愛しきアウトロー』7月12日公開
『明日に向って撃て!』『スティング』などの米俳優ロバート・レッドフォードの俳優としての引退作が、『さらば愛しきアウトロー』の邦題で7月12日より日本公開されることが決定した。レッドフォードは、16回の脱獄と90回以上の銀行強盗を繰り返した実在のアウトロー、フォレスト・タッカーにふんする。
1960年にデビューしたのち『追憶』『華麗なるギャツビー』『大統領の陰謀』など数々の名作で俳優として成功しつつ、1980年の『普通の人々』ではデビュー作にしてアカデミー賞監督賞を受賞。76歳にして全編が水上で展開、一人演技に挑んだ『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』も記憶に新しいが、昨年8月に俳優引退表明が報道された。
俳優引退作となる『さらば愛しきアウトロー』は、1980年代初頭のアメリカを舞台にした物語。レッドフォード演じるタッカーは、銃を使うが人を撃たない掟を自らに課し、誰一人傷つけることなく目的を遂げる74歳の銀行強盗。
共演に、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレック、『歌え!ロレッタ愛のために』のシシー・スペイセクらオスカー俳優のほか、ダニー・グローヴァー、トム・ウェイツらが集結。監督は、ケイシー・アフレック演じるシーツをかぶった幽霊が話題になった『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』のデヴィッド・ロウリー。
日本版ビジュアルには、銃を構えるタッカーと彼の生きざまを表すかのようなキャッチコピー「ポケットに銃を、唇に微笑みを、人生に愛を。」が記されている。(編集部・石井百合子)
映画『さらば愛しきアウトロー』は7月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開