Superfly『プロメア』で初の劇場アニメ主題歌
アーティストのSuperflyが、自身初となる劇場アニメーション映画の主題歌を担当することが5日、明らかになった。テレビアニメ「天元突破 グレンラガン」(2007)、「キルラキル」(2013)の今石洋之監督と中島かずき(脚本)が再タッグを組む『プロメア』(5月24日公開)で、「覚醒」を書き下ろした。併せて、本曲が挿入された予告編も公開となった。
突然変異で誕生した炎を操る人種「バーニッシュ」の出現により全世界の半分が消失してから30年後。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の新人隊員・ガロと、バーニッシュの攻撃的な集団「マッドバーニッシュ」のリーダー・リオが火花を散らす本作。声優に、松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人、古田新太ら、中島が座付作家を務める「劇団☆新感線」の舞台でおなじみの面々が集結した。
予告編では、燃える“火消し魂”を持つガロ(声:松山)とリオ(声:早乙女)が、色鮮やかな炎の中で立ち回るバトルが展開。歌舞伎の見得を切るように参上するガロがまとう“マトイテッカー”と呼ばれるパワードスーツや、リオが放つ炎の龍など迫力の映像のほか、「今消してやるよ! あんたのくだらねえ野望の炎をな!」「俺の燃える火消し魂の方が熱いんだよ!」など松山演じるガロの熱いセリフも見ものだ。
Superflyは本作の主題歌に込めた思いを、以下のようにコメントしている。「戦闘を煽るだけではなく、映画自体が人間味あふれる作品だと感じたので、人を傷つけるためではない、誰かを守るような戦いをイメージしています。かっこよさはもちろんのこと、メロディをコラージュしたような面白さもある、これまでのSuperflyの作品にはない、新しいものになったのではないかと思います」。コメント全文は以下の通り。(編集部・石井百合子)
<コメント全文>
映画の中でも戦闘シーンで流れるということで、映像をプッシュできるような曲を提供したいと思い制作しました。ただただ戦闘を煽るだけではなく、映画自体が人間味あふれる作品だと感じたので、人を傷つけるためではない、誰かを守るような戦いをイメージしています。
曲のテーマは「瞑想」で、サビでは意味のない言葉を呪文のように唱えています。瞑想においては、意味のない言葉を何度も繰り返し唱えることで、自分の心の奥の方にたどり着けるのだということを知り、それをアイディアとして取り込んでみました。かっこよさはもちろんのこと、メロディをコラージュしたような面白さもある、これまでのSuperflyの作品にはない、新しいものになったのではないかと思います。皆さんにもぜひ、サビのマントラのような呪文を一緒に唱えてもらえたら嬉しいです。