福山翔大&山本涼介、映画祭上映決定でイタリア行きを懇願
俳優の福山翔大と山本涼介が6日、都内で行われた映画『JK☆ROCK』の初日舞台あいさつに出席。イタリアで開催されるウディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門で本作が上映されることが発表されると二人は大喜びで、イタリア行きを監督に懇願した。
自身の所属するロックバンド「JoKers」が解散し、音楽を捨ててくすぶっている主人公の海江田丈が、初心者女子高生バンドの指導をきっかけに音楽への情熱を取り戻していくさまを描く本作。イベントには福山、山本のほか、共演者の小林亮太、熊谷魁人、DROP DOLL(チヒロ、ユイナ、ユキノ)、六車俊治監督も出席した。
昨年『カメラを止めるな!』がシルバー・マルベリー(観客賞2位)を受賞した同映画祭での上映決定は、主演の福山が代表して壇上で発表。共演者が一斉に「やった!」と大喜びし、福山も「日本で作られたものがイタリアの人にどう届くのか、どういう反響があるのか知りたい。嬉しいですね」と感激しきり。山本は「率直に嬉しいです。日本の映画を世界の人に観てもらえる機会はなかなかない」と嬉しそうに語った。
現地へは監督が向かうというが、登壇者全員が「(自分も)イタリア行きたい!」と懇願し、監督が「みんな忙しいだろうし。移動で一日かかるから」と苦笑いを見せる一幕も。山本は「見方も全然違うだろうし、リアクションも大きそうなので、その場にいたかった。イタリアに行けるのであれば全然スケジュールあけますけど」と最後まで残念そうな表情だった。
キャストが観客のお悩みに回答するコーナーも設けられ、客席の高校生から「学生時代やっておいたほうがいいこと」を質問されると、福山は「高校時代友達と遊んでいないのでそれだけは後悔しているんです。時間がある時は友達と遊んだほうがいい。同窓会も友達と遊んでいないと呼ばれない。僕は呼ばれていないので」と自虐を交えつつアドバイスした。
これに反応した山本は、「自分は申し訳ないけど逆。友達と遊びすぎてきたので、同窓会もよく誘われます」とニヤリ。山本は「高校生の特権は制服。制服は卒業したらもう着ることがない。制服デートとか制服ディズニーは高校生しかできないし、やっといた方がよかったなというのはあります」と自身の経験を踏まえて話していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『JK☆ROCK』は全国公開中