テレビ版「ラスト・オブ・モヒカン」キャリー・フクナガが企画中
映画『007』シリーズ第25弾を手掛けている日系アメリカ人監督キャリー・フクナガが、テレビ版「ラスト・オブ・モヒカン」を企画していると、Deadlineや複数のメディアが報じている。
本作は、作家ジェイムズ・フェニモア・クーパーの小説「モヒカン族の最後」を基に、パラマウント・テレビジョンがテレビシリーズ化する予定の作品。アノニマス・コンテントとフクナガ監督の制作会社パーラメント・オブ・アウルズが製作を担当する予定だ。脚本はフクナガ監督がニコラス・オズボーンと共同執筆し、テレビドラマ「ウォッチメン」のニコール・カッセルが監督を務めることになっている。
小説「モヒカン族の最後」は、これまで何度も映画化、テレビドラマ化されている。俳優ウォーレス・ビアリー主演で手掛けられた映画『モヒカン族の最後』(1920)は、アメリカ国立フィルム登録簿によって米議会図書館に保存されたほどの秀作だ。一方テレビドラマ版では、1957年にカナダのテレビシリーズ「ホークアイ・アンド・ザ・ラスト・オブ・ザ・モヒカンズ(原題)/ Hawkeye and the Last of the Mohicans」として手掛けられた。最も世間に知られている作品は、1992年に製作されたマイケル・マン監督、ダニエル・デイ=ルイス主演の『ラスト・オブ・モヒカン』だ。
現状、キャスト陣は明かされていない。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)