北原里英、主演映画の撮影で心残り「豊島園の温泉に…」

　北原里英が10日、ユナイテッド・シネマとしまえんで行われた『映画　としまえん』の初日舞台あいさつに出席し、主演を務めた本作の撮影のただひとつの心残りを告白した。

北原里英、浅川梨奈、松田るか、小宮有紗らワチャワチャ！【写真】

　歴史あるアミューズメント施設「としまえん」を舞台にした本作は、ネット上でまことしやかに囁かれる都市伝説をとしまえんの全面協力のもと映画化したホラー作品。初日を迎えたこの日の舞台あいさつは、同施設のお膝元にあるユナイテッド・シネマとしまえんで行われることに。北原とともに共演者の小島藤子、浅川梨奈、松田るか、さいとうなり、小宮有紗、監督の高橋浩も来場した。

　大勢の観客で埋まった客席を見渡した北原は「初日ということで、おめでたい日をみなさんと迎えられて嬉しいです！」と晴れやかな表情であいさつ。続けて「撮影がちょうど1年前の今ごろだったので、あれから1年かと不思議な気持ちもあります。ここユナイテッド・シネマとしまえんが“聖地”になれば」と期待を寄せた。

　注目若手女優が多数共演していることも見どころ。北原は「同年代くらいの女の子と共演したので、（撮影後も）みんなの活躍は気になっていました。舞台やライブがあれば、気にして観たり。そういう1年だったので、出会えてよかったなと思います」としみじみ。

　しかし、北原は「ただひとつ心残りがあって……」と続けると「としまえんの横に温泉（豊島園 庭の湯）があるじゃないですか。撮影中に行きたかったんですが、なかなか営業時間内に撮影が終わらなくて」と残念そうな表情を浮かべた。小島も「撮影は寒い日があったから『入りたい！』と言っていたよね」と共感を示した。

　そんななか、先月17日に行われた完成披露試写会で、上映前の観客に思わずネタバレしそうになった松田があいさつ。「上映前ということで、2度目はないぞと自分に言い聞かせていきたいと思います」と気合いを見せた。しかし、そう言ったそばから浅川と小宮がネタバレ寸前のトークを繰り広げ、浅川が「松田さん、すみません！」と謝罪する一幕も。キャストたちの仲良しぶりに会場は大笑いで、ホラー映画の雰囲気とは裏腹に和気あいあいとしたトークが終始展開されていた。（取材・文：壬生智裕）

『映画　としまえん』は全国公開中