猪野広樹、舞台「弱虫ペダル」死に物狂いで走る！
渡辺航の人気コミックを原作とする「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇～制・限・解・除（リミットブレイカー）～」のオフィシャル会見＆ゲネプロが9日、東京・シアター1010で行われ、俳優の猪野広樹らキャスト陣が登壇した。10日の初日に向け、意気込みを語った。
自転車競技のロードレースを題材に、孤独なオタク少年・小野田坂道が、総北高校自転車競技部の仲間とインターハイを目指し、ライバルの箱根学園や京都伏見高校と切磋琢磨しながら成長していく物語。2012年から上演される人気シリーズだ。会見には猪野（今泉俊輔役）ほか、糠信泰州（小野田坂道役）、百瀬朔（鳴子章吉役）、飯山裕太（新開悠人役）、林野健志（御堂筋翔役）、柳川瑠衣（巻島裕介役）、秋葉友佑（東堂尽八役）が出席した。
今作では総北の今泉、箱根学園の新開、京都伏見の御堂筋による三つ巴の戦いが展開する。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」や舞台「刀剣乱舞」、舞台「おおきく振りかぶって」、「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageなどにも出演し、現在注目される猪野は、本作について「3校のエース同士が戦うのですが、それぞれの走らなければいけない理由が、しっかり描かれていますので、そこに注目していただければ」と見どころを説明。
「自分としては（今回）初めてレースに参加しますので、『弱虫ペダル』の洗礼をきっちり受けていまして、舞台では死に物狂いで走っています。他にもたくさんの見せ場がありますので、ぜひ楽しんでください」と力強い面持ちでアピールした。
会見では、タイトルにちなみ「自分のリミットをブレイクするのはどんなとき？」という質問も投げられた。猪野は「サッカーゲームが大好きで、世界ランクに入るくらいの腕前なんですが、負けたときは本当に心の底から悔しくて、そういうとき、お財布の紐をリミットブレイクしていい選手を買っちゃいます」と意外な一面を吐露。
続いて百瀬が「前回公演のとき、猪野がコンビニで納豆を5パックくらい買ってくるんですが、僕の一番苦手なのが納豆なんです。猪野に（納豆を）やめさせるか、僕が納豆を克服するか、それが自分のリミットブレイクですね」と一堂の笑いを誘い、キャストの息の合ったところを感じさせた。（取材・文：岸田智）
「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇～制・限・解・除（リミットブレイカー）～」は東京・シアター1010にて5月10日～5月19日、大阪・浪切ホールにて5月25日～5月26日上演