自閉症の妹に売春あっせん『岬の兄妹』異例のヒット!2万人動員
地方都市の暗部や家族の本質をあぶり出した自主制作映画『岬の兄妹』が、観客動員数2万人を突破したことが明らかになった。(数字は宣伝調べ)
3月1日に公開された本作は、男に身体を許して金銭を受け取る自閉症の妹と、それを知った兄が生活のために妹の売春のあっせんを始める物語。ポン・ジュノ監督の『母なる証明』などで助監督を務めた片山慎三監督の長編デビュー作だ。
当初は6館で公開予定だった本作は、数々の映画祭やマスコミ向け試写会などでの上映を通して業界内外の高い評価を得て、公開を目前にして急きょ公開館数が増えた。6日時点での累計での興行収入は、2,847万3,300円となり、まもなく3,000万円に到達する見込みだという。(編集部・梅山富美子)