『ボヘミアン・ラプソディ』とまったく違う!エルトン・ジョン映画が英プレミア
世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描いた映画『ロケットマン』(8月23日より日本公開)のロンドンプレミアが現地時間20日、イギリスで行われ、主演のタロン・エガートンをはじめとするキャストやエルトン本人らが出席した。
会場には、エルトンらしい星のモチーフや、無数のスパンコールでキラキラに輝く『ロケットマン』のロゴなどと共にブルーカーペットが敷かれ、タロンたちを一目見ようとおよそ1,000人のファンが集結。タロンやエルトンらは握手やサイン、写真撮影を求めるファンたちに快く応じた。
エルトンを演じた『キングスマン』シリーズのタロンは「ここまで長かったから、映画を観てもらえることがとても楽しみだ。反響もとても良いよ。エルトンの音楽と人生、そして(エルトンの仕事上パートナーの)バーニー(・トーピン)の音楽と人生をたたえた作品に仕上がっているし、僕自身この作品に全身全霊をかけて挑んだから、とにかく皆に観てもらえるのが嬉しいよ」とロンドンプレミアを迎えた心境をコメント。
エルトンの母シーラにふんした『ジュラシック・ワールド』シリーズのブライス・ダラス・ハワードは「エルトンは幼い頃の冷たい家庭環境で心が満たされず、あんなに若くして成功したのにそれでも自分を好きになれなかった。でも、自分の人生は自分で歩むんだと、ひとりの人間として自立していくの。そんな人生の旅が描かれていく作品よ」と本作の魅力を語った。
メガホンを取るのは、大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』で製作総指揮を務め、撮影中に降板したブライアン・シンガー監督に代わって、作品を完成させたことで知られるデクスター・フレッチャー監督。
フレッチャー監督は「この映画は僕が前回手掛けた『ボヘミアン・ラプソディ』とはまったく違う作品に仕上がっているよ。ファンタジーなタッチと、ミュージカルでエルトンの人生を描いたんだ。彼のこれまでの歩みと、生きることの喜び、そしてエルトンの曲が満載だ。『ボヘミアン・ラプソディ』が好きなら、日本のみんなには2回、いや3回は観てもらいたいね!」と日本に向けてアピールした。(編集部・中山雄一朗)