『キングダム』山崎賢人・信の子役に注目!
大ヒット公開中の映画『キングダム』で、山崎賢人ふんする主人公・信の子ども時代を演じる大西利空。「演技が上手すぎる」と反響を呼んでいる大西のキャスティング理由を、本作のプロデューサーの松橋真三が明かした。
原泰久の大人気漫画「キングダム」を実写映画化した本作は、中国の春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信(山崎)が、後の始皇帝であるエイ政(吉沢亮)と運命の出会いを果たし、大将軍になるという夢を胸に戦場へ繰り出してゆく物語。原作コミックの5巻「王都奪還編」までを基にしたストーリーが展開する。
子ども時代の信役の大西は、2006年5月生まれの13歳。数多くの映画やドラマに出演しており、『金メダル男』(2016)の知念侑李、『3月のライオン』シリーズ(2017)の神木隆之介、「昭和元禄落語心中」(2018)の岡田将生ふんする主人公の幼少期を演じてきた。『キングダム』では、奴隷の身分を抜け出して、大将軍になるために剣の修行に励む幼い信を熱演。強い目力でダイナミックな殺陣をこなし、成長して信(山崎)となることに違和感のない演技を見せている。
松橋プロデューサーは、信と、信の幼なじみの漂(吉沢)の子役は幅広くオーディションを行ったと明かす。「映画の冒頭の物語は、この子役2人から始まります。オープニングで観客の感情移入をさせなければなりません」と幼少期の信がとても重要な役どころであると語った。
山崎主演のドラマ「トドメの接吻(キス)」(2018)で主人公・旺太郎(山崎)の子ども時代の役を担っていた大西は、その演技が松橋プロデューサーの目に止まり、オーディションに呼ばれた。そして、確かな演技力と説得力のあるルックスであると監督とプロデューサーの意見が一致し、大西に白羽の矢が立った。
また、松橋プロデューサーは撮影中の大西について、「大変しっかりした子どもなので、気を張って頑張っておりましたが、大人たちに言われるまま、中国の広大な草原に連れて来られて馬車に入れられ、となかなか大変な撮影現場だったのではないかと想像します」と振り返っている。
本作は、公開から42日間で興行収入は50億円を突破。全国映画動員ランキングでは6週連続トップ10にランクインするなど大ヒット中で、今後どこまで記録が伸びるのか期待が高まるところだ。(編集部・梅山富美子)