徳永えり、男女の友情に言及!『月極オトコトモダチ』初日舞台あいさつで
女優の徳永えりが8日、新宿武蔵野館で行われた映画『月極オトコトモダチ』初日舞台あいさつに出席。作品にちなんで「男女の友情は存在するのか」という質問が投げかけられると「存在すると思います」と笑顔で答えていた。
本作は、穐山茉由監督が「男女の間に友情は存在するのか」という答えの出ないテーマに果敢に挑んだ意欲作。徳永は「男女関係にならないスイッチ」を持った男性を通して、自ら実験台となりコラムを執筆するWebマガジンのアラサー編集者・望月那沙を演じた。舞台あいさつには野崎智子、山田佳奈、穐山監督も出席した。
徳永は、最初にオファーを受けたとき「男女の友情は成立するのかという答えの出ないものに挑む監督の強さに惹かれました。わたしが演じた那沙という女性は、つかみどころがなく、どこを主軸にして役柄を作っていったらいいのか悩みました」と心情を吐露する。
それでも撮影現場では、那沙という女性を理解しようとさまざまなアイデアを取り入れたという徳永。穐山監督もそんな徳永の芝居を観て、那沙という女性の精度が上がってきたというと「細かいところまで芝居で表現してくれて、みるみるうちに那沙ができあがっていきました」と徳永の芝居に対する真摯な態度に感謝していた。
「男女の友情」というテーマに話題が及ぶと、徳永は「わたしは存在すると思います」ときっぱり。続けて「でも男女の境界線というのは、本人たちが決めればいいもの。男女のどちらかが恋愛感情を抱いてしまえば、答えは出さなくてはいけないと思いますが、他人がとやかく言うことではないと思います」と持論を展開していた。(磯部正和)