『アベンジャーズ』ハルク&ブラック・ウィドウのロマンスがカットされていた
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)でいい感じになりながら、その後のシリーズでちゃんと描かれることがなかったハルク(マーク・ラファロ)とブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)の関係について、脚本家のスティーヴン・マクフィーリー&クリストファー・マルクスがEmpireのポッドキャスト番組で語った。
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シリーズ完結編『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に加え、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)などの脚本も執筆している二人。ハルクとブラック・ウィドウのロマンスの顛末も描こうとしてきたといい、マクフィーリーは「『インフィニティ・ウォー』には実際にそういうシーンがあったんだ。脚本に書いたし、撮影もした。『関係は終わった。先に進まなきゃ』というようなやつだ」と明かす。
「でもはっきりと明らかになったのは、“本筋”と関係のないシーンは『インフィニティ・ウォー』では生き残れないということ」と多数のキャラクターが入り乱れる複雑な同作ではハルクとブラック・ウィドウのエピソードが上手くハマらなかったという。「最後の瞬間に向けて構成していかなくてはいけない。ただ自分がやりたいからという理由で、(未処理となっているエピソードを)完結させることはできないんだ」と続けた。
そして『アベンジャーズ/エンドゲーム』においても、アベンジャーズのメンバーたちが悲しみを抱え、消えた仲間を取り戻そうと奮闘する中で、ハルクとブラック・ウィドウのロマンスを発展させるのは「ちょっと奇妙」だと感じたとマルクスもコメント。マクフィーリーは「この件に関しては扱わない方がエレガントだと思ったんだ」と説明していた。(編集部・市川遥)
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は公開中(6月27日まで)