福山雅治と石田ゆり子の美しい涙…『マチネの終わりに』初映像
福山雅治&石田ゆり子演じる40代の男女の恋を描くラブストーリー『マチネの終わりに』(11月1日公開)の特報が公開。東京・パリ・ニューヨークを舞台に繰り広げられる、世界的なクラシックギタリストと、婚約者のいるジャーナリストの狂おしい恋模様が一部見られる。
芥川賞作家・平野啓一郎のベストセラー同名小説を、ドラマ、映画『昼顔』の監督・西谷弘、脚本家・井上由美子のコンビにより映画化する本作。天才ギタリストとして名を馳せながら、自分の音楽を見失い苦悩する蒔野聡史に福山、聡史と惹かれ合うジャーナリストの小峰洋子に石田がふんする。
福山自身が演奏するメインテーマ「幸福の硬貨」のクラシックギターの美しい調べをBGMにした特報は、こんな会話で始まる。「もし洋子さんが地球のどこかで死んだって聞いたら、僕も死ぬよ」(聡史)、「わたし、結婚するの」(洋子)、「だから止めに来た……」(聡史)。
愛してはいけない人を愛してしまった聡史のいちずな愛がうかがえるが、次の瞬間にはエレベーターに乗った洋子の身に何かが起きる緊迫のシーンへ。やがて街中で号泣する洋子、涙をこぼす聡史が映し出され、2人が見舞われる試練を予感させる。
本作では、情緒ある物語の世界観に合わせフィルムカメラで全編を撮影。6年という歳月の中で変わりゆく二人の思いや、季節の移ろいを色鮮やかに映し出す。共演に伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏、古谷一行ら。(編集部・石井百合子)