松本潤、高校の先輩・深田恭子と約20年ぶり共演
嵐の松本潤と女優の深田恭子が3日、都内で行われたNHKドラマ「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」(7月15日、NHK総合で午後7時30分~)完成試写会・出演者会見に出席し、約20年ぶりの共演、互いの印象を語り合った。この日は、大石静(作者)、柳川強(演出)も来場した。
今から150年前、幕末の蝦夷地を調査して北海道の命名者となった、探検家にして地理学者、ルポライターの松浦武四郎の知られざる格闘の人生を4Kでドラマ化した本作。松本が武四郎、深田が武四郎に魅せられるアイヌの女性リセを演じる。
松本は、初めての本格的時代劇で偉人を演じることに「本当にやっていいのかなと一生懸命考えました。今まで経験がない僕が主演をやっていいのか、すごく悩みました」と素直な思いを吐露。しかし、製作陣の情熱を受け取り「やらないと後悔する」と気持ちが変わり、誠意を込めて本作に取り組んだことを打ち明けた。
松本と深田の共演は約20年ぶり。深田は「松本さんと中学生以来お仕事をさせていただいて、北海道で合宿のような生活の中、楽しく撮影させていただきました」と笑顔。
互いの印象を訪ねられると、松本は当時共演後、深田が高校の一つ上の先輩になっていたことを回想し、「(今回は)あっ、どうも。先輩、よろしくお願いします! みたいな感じで入ったので、前のお仕事とは違う関係性でした」とコメント。女優としては、「パブリックイメージもそうかもしれませんが、ものすごい純粋な方」と話すと、「いい意味で、毎テイク全部芝居が違うんですよ。そのときの感覚を表に出される方で、それを受けることが多かったので、新鮮な気持ちでした。よくこんなに変わるな……と(思いました)」と舌を巻いた。
深田から「絶対褒めてないですよね」とかわいく抗議されても、「同じことをなぞることもできるけど、それをやらずに、その瞬間に出るものを大事にしている。かわいらしい一面もあるんですけど、僕の印象は、腹をくくっている格好いい女性」と賛辞を送った。
深田は、そんな松本に対して「座長としてすごく頼もしい存在ですけど、今みたいに謎めいていて、何をおっしゃるか想像がつかなくて、現場でも日によって違う顔を見せてくださいますし、ちょっと近づけたかな……と思うとガシャーンと(心のシャッターが下ろされる)」と述懐。松本が「ガシャーンしてないですよ」と否定する中、深田は「もっと一緒にお仕事をさせていただきたくなるような、興味があります」とミステリアスな松本にすっかり魅了されているようだった。(取材:錦怜那)
北海道150年記念ドラマ「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」は7月15日、夜7時30分よりNHK総合テレビで放送(83分、BS4Kでも別途放送予定)