藤原竜也が叫びまくる!『Diner ダイナー』強烈なセリフ誕生の裏側
藤原竜也が元殺し屋の天才シェフを演じる映画『Diner ダイナー』(7月5日全国公開)のメイキング映像が公開され、予告編にも収録されている藤原の強烈なセリフ「俺はここの王だ!」誕生の裏側が明らかになった。
約1分10秒にわたる映像は、「俺はここの王だ!」というセリフを異なる言い方やトーンで叫ぶ藤原の姿を映し出す。メガホンを取った蜷川実花監督による指示のもと、藤原は「俺は! ここの! 王だ!」と力強く叫んだり、「俺は~ここの~王だ!」と語尾を伸ばすなど、名セリフ誕生へ試行錯誤を重ねる。また、藤原が「俺はぁ~ここのぉ~」とお茶目な言い回しで撮影現場を和ませる一面も収められている。
蜷川監督によると、このセリフは作品の方向性を決める大事なフレーズで、もともと複数パターンでの撮影を計画していたという。「もっと変わったパターンをやってみようかとか、あと一つなにか足すとどうなるんだろうと欲張りながら撮影をしているうちに、あんなすごいのが出てきて」と撮影を振り返っており、「結果、一番振り切れてるものを使ってるんですけれど、そういう相談しながら挑戦できたっていうのがすごく大きかったと思います」とこだわり抜いたセリフに自信をのぞかせる。
「俺はここの王だ!」と叫び抜いた藤原は、「撮った芝居をOK、もしくはキープしてもう一つ、もう1カット、異なる感情のものを撮る、というのが多かったです」と撮影の裏側を明かす。「僕としては新鮮で楽しく、何度も違うアプローチでチャレンジさせてもらいました」と振り返る藤原の狂気に満ちた演技とセリフの数々に注目だ。
殺し屋専用の食堂“ダイナー”を舞台に、店主ボンベロ(藤原)やウエイトレスとして身売りされた女性オオバカナコ(玉城ティナ)、食堂を訪れる凶悪な殺し屋たちの姿を描く本作。窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二といった豪華キャストが名を連ねている。(編集部・倉本拓弥)