『ガンダム Gのレコンギスタ』劇場版5部作、始動!新アニメ「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」も進行中
今年40周年を迎える「機動戦士ガンダム」シリーズ。テレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」(全26話、2014年~2015年)に新作カットを追加して映像を再編集した、全5部作の劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』が始動し、第1部となる「行け!コアファイター」が7月5日(現地時間)、フランス・パリで開催された第20回Japan Expo(7月4日~7月7日)で世界初上映された。また、「ガンダムビルドシリーズ」の新作テレビアニメ「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」が企画進行中であることも発表された。
富野由悠季総監督が登壇して世界初上映された『ガンダム GのレコンギスタI』「行け!コアファイター」。上映前に富野監督は「『Gのレコンギスタ』というタイトルには『ガンダム』というタイトルが付いていますが、基本的にガンダムとは関係が無い作品です。ですから『ガンダム』という作品を知っている人には「理解ができない」と嫌われました。ですが、まったくこの種類のアニメを知らない人には、オンエアの時には多少は人気を手に入れました。ですから正面切って言います。大人の人は楽しんで頂く必要はありませんが、お子さんの目で観て楽しんでください」と会場に集まったファンに向けてコメント。本作は日本国内での上映も決まっており、詳細は今後発表される。
同じく後日詳細が発表される「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」。現地で上映された「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」のPVでは、約6秒の映像が公開された。
7月6日(現地時間)にはカンファレンスが行われ、富野監督が「ご自身が作ったキャラクターのうち、誰がいちばん好きですか?」というファンからの質問に対し、「自分が作ったキャラクターですから、全員好きです」と答えるなど、大いに盛り上がった。最後にはシンガーソングライターのmiwaが登場し、NHK総合で放送中(ヨーロッパでは配信中)の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星」のエンディングテーマ「A Red Ray」を生披露した。
また、米ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2019」(7月4日~7月7日)では、『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』の4DX版が世界初上映された。『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』の4DX版は40周年プロジェクト内の「ガンダム映像新体験TOUR」で日本国内でも上映予定。
40周年の記念映像プロジェクトの1つとして、工業デザイナー、ケン・オクヤマが率いる「KEN OKUYAMA DESIGN」がプロダクトとしてガンダムを検証・デザインした「RX-78-2 ガンダム」のビジュアルも完成した。新デザインのガンダムは「KEN OKUYAMA DESIGN ガンプラプロジェクトスペシャルムービー」と題してショートムービーが制作され、シャア専用ザクやザクの登場も予定しているという。
「機動戦士ガンダム」は、ハリウッド実写版や、劇場アニメ3部作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』も進行中だ。(編集部・小松芙未)