ギャップすごい!福士蒼汰『ザ・ファブル』「Heaven?」で正反対の魅力
2011年の俳優デビュー以降、特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」や「あまちゃん」『ストロボ・エッジ』など数々の話題作に出演し、スターへの階段を駆け上がってきた福士蒼汰。現在公開中の映画『ザ・ファブル』と、9日に放送スタートしたTBS系ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」では全く異なる顔を披露し、俳優としての幅の広さを証明している。
福士といえば持ち前の爽やかな笑顔や、「あまちゃん」の種市先輩といったキャラクターの影響もあり、好青年のイメージが強い。その一方で、2017年の『無限の住人』では初の悪役を務め、ドラマ「愛してたって、秘密はある。」では視聴者の度肝を抜く役どころを熱演するなど、近年はその爽やかなイメージを打ち破るような役にも挑戦してきた。
そんな福士が、公開中の映画『ザ・ファブル』では岡田准一ふんするファブルを執拗に狙う殺し屋のフードを怪演している。『曇天に笑う』『BLEACH』といった作品でもド派手なアクションを披露してきたが、本作では抜群のアクションセンスの持ち主である岡田を相手に激しいバトルを展開。命のやり取りのなかで、それを楽しんでいるフシのあるフードの狂気を生き生きと表現している。
一方、「Heaven?~ご苦楽レストラン~」ではキレキレな殺し屋にふんした『ザ・ファブル』とは正反対の魅力が光る。同作で演じるのは、真面目なシェフドラン(上級ウェイター)の伊賀観。サービススマイルができないというキャラクターで、第1話では周囲の破天荒さに対し伊賀の実直さが際立った。アクションやラブストーリーへの出演が多かった福士だが、コメディードラマである本作ではまた一味違う姿が見られそうだ。(編集部・吉田唯)