有村架純、坂口健太郎から「安心していられる」
有村架純が18日、ユナイテッドシネマ豊洲で行われたWOWOW「連続ドラマW そして、生きる」の完成披露試写会に出席し、ともに主演を務めた坂口健太郎から「安心していられる」と称賛の言葉を送られた。舞台あいさつには知英、岡山天音、そして月川翔監督も来場した。
有村架純×坂口健太郎「そして、生きる」の切なすぎる予告【動画】
有村がヒロインを演じた連続テレビ小説「ひよっこ」などの岡田惠和が脚本を手掛けた本作。2011年に東北で出会った瞳子(有村)と清隆(坂口)、そして彼らとめぐり合う人々の人生を描き出す。完成披露のこの日、会場を見渡した有村は「平日の夜に、たくさんの方が足を運んでくれて嬉しいです。この作品は盛りだくさんで、いろいろな展開がありますが、監督やスタッフと一生懸命作りました」と笑顔であいさつ。
脚本を手掛けた岡田は、有村のことを“同志”だと語っていたそう。それを聞いた有村は「『私も同志です』なんて、とても言えないです」と照れくさそうにしつつも「私の映画デビュー作となった『阪急電車 片道15分の奇跡』で岡田さんとご一緒させていただき、デビュー当時から見守ってくださって。『ひよっこ』でも1年間戦わせてもらい、一言では言えないですが、岡田さんは恩師のような存在です」と晴れやかな顔を見せた。
そんな有村が今回演じた瞳子という役は「私がこれまで演じたことがない女性像」だったという。有村は「ものすごく彼女からの力強さをもらいました。彼女はすごく男前な性格で、だけど傷つくこともあり、とても人間らしい女性。彼女を生きるためには自分のキャパシティーを超えなければいけなかったのですが、みなさんに助けられながら最後まで演じることができました」と続けた。
その言葉を聞いた月川監督は「今回は作り込みすぎないというか、生っぽい芝居を撮りたいなと思ったので、俳優のみなさんにはテストで固めずに、テイクも重ねません、と約束しました。二度と繰り返せない芝居を見せてほしいと言いました」と語る。そして「先ほど有村さんがおっしゃったことは、まさに役を生きるということ。観客もそれを観たいだろうなと思ったし、僕もそれを観たかった。今までにないような芝居を映像に残せたかなと思います」と誇らしげに口にした。
また、これまでも有村と共演してきた坂口は「架純ちゃんと一緒にお芝居をすることは、いい意味で心地よい空気に包まれるというか、僕も安心していられる。撮影では、瞳子でもあるんだけど、有村さん自身に見えるときもある。その瞬間が見られるのが、ありがたかったです」と感想を述べた。(取材・文:壬生智裕)
「連続ドラマW そして、生きる」はWOWOWプライムにて8月4日より放送スタート(毎週日曜よる10時、全6話)