「ウォーキング・デッド」ミショーン女優、シリーズ卒業を正式発表
現地時間19日、人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」の主要キャスト陣が、アメリカ・サンディエゴで開催中のコミコン・インターナショナル内パネルディスカッションに出席。人気キャラクターの一人、ミショーンを演じるダナイ・グリラが、10月6日から全米放送されるシーズン10をもって卒業することを正式発表した。
以前から、今回のシーズン10をもって番組から去ると報じられていたダナイ。司会者に真偽を問われると「素晴らしい番組にミショーンとして出演する、最後のシーズンになります」と自ら発表。会場のファンからは悲しみの声が相次いだ。
続けてダナイは、涙を押し殺すように卒業への思いを告白。「この役を演じてみなさんの一部になれたことは、人生において最も純粋な喜びに満ちた経験です。今すぐ言葉では言い表せないほど、この経験に感謝しています。私の心が去るわけではありません。私たちのつながりが終わることはないんです。番組を去ることの痛みと、たくさんの感謝の気持ちに満たされています。『ウォーキング・デッド』ファミリーは永遠です」と語ると、6,500人を収容するパネル会場から、惜しみないスタンディングオベーションが送られた。
シーズン10でダナイは、限られたエピソードに出演した後に卒業すると報じられている。番組は降板するが、マーベル映画『ブラックパンサー』のオコエ役で人気を博し、『ゴジラVSコング(仮)』にも出演予定の彼女だけに、これからは別の作品でコミコンのファンを喜ばせることになりそうだ。
「ウォーキング・デッド」の主要キャストでは、リック役のアンドリュー・リンカーンもシーズン9で番組を卒業。米AMC局はアンドリュー主演の劇場版制作を予定しており、この日のパネルでは、この映画がテレビ放送ではなく、劇場公開されることが発表された。(編集部・入倉功一)