ディーン、現代版シャーロックで月9初主演 岩田剛典が相棒役
俳優のディーン・フジオカが、アーサー・コナン・ドイルのミステリー小説「シャーロック・ホームズ」を原作にした10月期放送の「シャーロック」(フジテレビ系、毎週月曜夜9時~9時54分)で初の月9ドラマ主演を務めることが24日、明らかになった。令和の東京を舞台に、フリーランスの犯罪コンサルタントと、その相棒の活躍を描く物語で、原作のシャーロックにあたるキャラクターにディーン、相棒となる精神科医にEXILE / 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE の岩田剛典が決定。2014年放送のヒットドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち」(フジテレビ系)の西谷弘監督、脚本家・井上由美子のコンビが、新解釈の「シャーロック・ホームズ」を生み出す。
小説「シャーロック・ホームズ」の主人公は探偵だが、本作では犯罪コンサルタントの設定。学生時代からさまざまな事件や事象の謎を解いてきた天才にして、一歩間違えば犯罪者になりかねない“犯罪衝動”を抱えている。警察や個々のクライアントから舞い込んでくる調査依頼の中から興味をもてるものだけを請け負う自由なスタイル。精神科医で常識人の“ワトソン”とある事件を通じて知り合い、同居することになる。
昨年の4月期ドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」や今年1月に放送されたスペシャルドラマ「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」に続き、再び古典文学が原作のドラマ主演に臨むディーン。本作は、月9初出演にして初主演となる。新解釈のシャーロックを演じることに「原作のシャーロック・ホームズから受け継ぐべき部分はしっかりと受け継ぎ、このチームでしか作り得ない新しい探偵シャーロックの物語とそのキャラクター像を生み出したいと思っています。未来のどの時代、どの地点から振り返って見ても、日本の今の息遣いが感じられるような作品を後世に残せるよう、全力を尽くします」とコメントしている。
一方、相棒役の岩田もまた月9ドラマ初出演で、ディーンとは初共演。医師役も初となる。「月9という響きに思わずグッと力が入ってしまいそうですが、なるべくあまり意識せずにお茶の間の皆様に楽しんでいただける作品をお届けすることに集中していきたいです」と気負わず、ディーンとの共演に「原作の中でもシャーロックとワトソンは対照的なキャラクターだと思いますが、シャーロックを演じるディーンさんと最高のバディになれたらなと思います」と期待を込める。
演出の西谷と、脚本の井上はドラマ「白い巨塔」(2013~2014・フジテレビ系)や福山雅治主演の新作映画『マチネの終わりに』(11月1日公開)など度々組んでおり、「シャーロック」では2017年公開の映画版「昼顔」以来、約2年ぶりのタッグとなる。(編集部・石井百合子)