高畑充希&山崎賢人『ヲタクに恋は難しい』に斎藤工&菜々緒が参戦!公開日も決定
高畑充希と山崎賢人が主演を務める映画『ヲタクに恋は難しい』に、菜々緒と斎藤工が出演することが決定した。あわせて本作の公開日が2020年2月7日であることも発表された。
本作は、イラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載されている同名人気WEB漫画を、「勇者ヨシヒコ」シリーズ、『銀魂』シリーズなどで知られる福田雄一監督によって実写映画化したもの。隠れ腐女子・桃瀬成海(高畑)と重度のゲームヲタク二藤宏嵩(山崎)の不器用でピュアな恋愛を描く。
菜々緒が演じるのは、2人の会社の先輩であり、ある界隈で有名なコスプレイヤー・小柳花子。斎藤は、同じく会社の先輩で、顔が激コワだが意外と面倒見がいい花子の彼氏でもある樺倉太郎にふんする。
さらに、キャスト4人が原作コミックの表紙ポーズを完全再現したビジュアルも公開された。このビジュアルには、実際に映画の撮影現場にも足を運んだ原作者であるふじたも「表情やポージング、髪や服の色味も原作やファンのみなさまへのリスペクトをわたしは感じました」と絶賛している。
また、ヲタクの世界を華やかに盛り上げるためにミュージカル演出がある本作について、高畑は「キャラクターがいつもちょっと異次元のことを妄想していたり、現実じゃないことを考えたりしているので、急に歌ったり踊ったりすることへの垣根が少し低い気がして、その世界の行き来も、とても楽しかったです」とコメント。山崎は「今年、この仕事を始めて10年目になるんですけど、ダンスに歌に、福田組で新しい扉を開かせていただいて、新しいジャンルに挑戦するということは本当に刺激的で楽しいことだと改めて実感しました」と語っている。(山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記)(編集部・梅山富美子)
コメント全文
■高畑充希
物も人もBLに変換して考えてしまう成海というキャラクターに親しむにつれて、何事も“どちらが受けでどちらが攻めか”、という目線で見るようになってしまって(笑)。見える世界が広がった気がして、すごく楽しかったです。ヲタク文化とミュージカルは、どこか親和性というか、しっくりくる感じがありました。キャラクターがいつもちょっと異次元のことを妄想していたり、現実じゃないことを考えたりしているので、急に歌ったり踊ったりすることへの垣根が少し低い気がして、その世界の行き来も、とても楽しかったです。福田組はとても久しぶりだったので、ソワソワしながら入りましたが、相変わらず明るい現場だなというのは印象変わらず、あとゆるいなと言うのも印象変わらずで(笑)。ゆるいんですけど、なぜがすごく緊張感があるんです。だからこそ、たくさん面白いアイデアが出てくるんだろうなと思いましたし、「こんな感じだった!」と懐かしい気持ちにもなりました。出演者の方々がみなさん全力で面白いので、笑いを堪えるのに必死でした。堪え疲れて、日々ヘトヘトでした(笑)。
■山崎賢人
福田組は2度目ですが、正直怖かったです。ゲームヲタクの宏嵩は笑わないクールな役なんですけど、福田組に入ったらどうなるか分からない怖さとの戦いでした。出演者のみなさんがこれだけ面白いのに笑えないというのは地獄ですよね(笑)。今年、この仕事を始めて10年目になるんですけど、ダンスに歌に、福田組で新しい扉を開かせていただいて、新しいジャンルに挑戦するということは本当に刺激的で楽しいことだと改めて実感しました。ダンスと歌はほぼ初めてに近くて、最初に自分の練習の動画を見た福田さんから、「ダンサーとしての血が流れてない」と言われました(笑)。撮影のときも緊張して振りも飛んでしまったこともあったんですが、何度か踊っていく中でダンサーズハイのような感覚になる瞬間がありました。体と音が自分の中でがっちり合う瞬間が気持ち良くて、とても新鮮な経験になりました。
■菜々緒
原作を好きな方が、誰が実写にふさわしいキャストかっていうのを想像してSNSで公開していて「花子は菜々緒さんが良いんじゃないか」というのを見たことがあったんです。だからもし実写があったらお話をいただけたら嬉しいなと思っていたんですけど、福田さんのチームでやらせていただくとなった時は本当に嬉しかったですね。現場での福田さんのオーダーがめちゃくちゃで、でもそれが福田組ならではの空気感だなと思って楽しみました。花子はコスプレイヤーで、劇中でも男装をするシーンがあったんですけど、どんどん自分が変わっていく工程や完成した自分を撮影する楽しみを味わって、新しい発見になりました。わたしヲタクの方ってすごいと思っていて、自分の熱とか気持ちを注げるものってなかなか見つけられないと思うんですよ。命がけで好きなものを見つけられたりとか、ずっと好きでい続ける力がすごくて本当に尊敬しています。
■斎藤工
お話をいただいた際に主役のお二方の名前をうかがっていて、樺倉が僕でバランスは大丈夫かなと正直思いました。樺倉の色を自分の中に見出してくださったことが嬉しかったです。ダンスについては最初の振り付け動画をいただいたときに気を失いそうになりました。作品を通しても軸になるようなシーンなので素敵だなと思ったのですけど、そこに追いつかない自分、そして同時に高畑さんの万能さを知りました。歌も芝居もダンスもどんな球でも打てる人だと思います。音楽の要素はミュージカルに限らず映像作品にはとても重要なので、福田さんがこういったテイストでこの題材を映像にするのは全く不思議ではなかったです。福田さんの作品はまずビジョンが明確にあって、それと同時にそこにいる役者やシチュエーションといったものと、そこで初めて生まれる化学反応を切り取る天才だという事を感じました。
■原作者・ふじた
メインシーンのいくつかの撮影現場を見学させていただきましたが、監督をはじめキャストさんやスタッフさんがみんな真剣に、そして楽しそうに映画を作ってくださっているという印象を受けました。画面に映るすべてのもの、人、光、音が管理され調整され、たくさんの方がいいものを作るために力を注いでくださっているのを目にして感動を覚えました。ビジュアルもついに解禁となりましたが、すごいですね。二次元のものを三次元に落とし込むというのが難しいといわれるなか、これはかなり原作に寄せようと頑張ってくださったと言えるのではないでしょうか! 表情やポージング、髪や服の色味も原作やファンのみなさまへのリスペクトをわたしは感じました。わたしもまだ完成作品は拝見できていないので、出来上がりを楽しみに続報を待ちたいと思います。