高畑充希×遊川和彦「過保護のカホコ」チームが再集結!新ドラマ「同期のサクラ」
日本テレビ系の人気ドラマ「過保護のカホコ」(2017)で主演を務めた高畑充希と脚本家の遊川和彦が、日本テレビ系10月期新水曜ドラマ「同期のサクラ」で再びタッグを組むことが明らかになった。「過保護のカホコ」制作チームが再集結した同作で、自分の夢に一途で忖度できない主人公・サクラを演じる高畑は「よく知っているチームの皆さんとやるからこそ、新たに『飛び込んでいく勇気』をもって、ドラマを作っていけたらいいなと思います」と意気込んだ。
【写真】高畑充希が過保護なヒロインを演じた「過保護のカホコ」
過疎の離島で育った主人公のサクラ(高畑)は、「故郷の島に橋を架ける!」という夢の持ち主。そんな彼女が、2009年の春にスーパーゼネコン最大手の「花村建設」の新入社員研修で自分を貫いたことから、会社人としての歯車が次第に狂い出すことに。そして、サクラが夢や愛する人を失い、絶望の淵に立たされた時、彼女から夢のために自分を貫くことの素晴らしさを教わった同期たちが立ち上がる。
「私にとってもサクラは、新しい挑戦の連続になると思う」という主演の高畑。「不安も恐怖もありますが、みんなで絶対に面白い作品にしようという気持ち満々で取り組んでおりますので、ぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです」と呼び掛けた。
一方、オリジナル脚本でサクラが駆け抜けた10年間を1話ごとに1年ずつ描き出す脚本家の遊川は、作品のテーマについて「人は一体いつ『大人』になるのでしょうか? 『大人』になるとは何なのでしょうか? この主人公は周囲の声など気にせず、10年間変わらない。そんな人間がどうなっていくのか? そんな人間がいて欲しいという思いを込めて、作っていきたいと思います」と語った。
演出は「過保護のカホコ」の明石広人と南雲聖一が手掛ける。(編集部・吉田唯)
コメント全文
■主演・高畑充希
今回は、私が演じるサクラという主人公の10年間を、1年で1話ずつ描いていくオリジナル脚本のドラマになります。「生まれ育った離島に橋を架けたい!」という夢だけをもって、東京の大手建設会社に就職をするのですが、同期全員が何か「強い想い」を抱いて仕事をするものだと思い込んで上京してきたのに、実は全くみんな違っていて、サクラは驚き、戸惑います。でもサクラは、どんなことがあっても忖度しません。サクラという女性は、ひたすら変わりません。変わることのほうが簡単な環境のなかで、10年間変わらない、ひとりの姿を描きます。
「変わっていくことが大人になること」って言われがちですが、「大人になるって何なんだろう?」、「変わらないって何だろう?」「変わるって何だろう?」というのを繊細に描いていければと思っています。今回は、「過保護のカホコ」でご一緒した信頼できる方々と、またご一緒させて頂くことが出来て大変光栄です。よく知っているチームの皆さんとやるからこそ、新たに「飛び込んでいく勇気」をもって、ドラマを作っていけたらいいなと思います。
私にとってもサクラは、新しい挑戦の連続になると思うので、不安も恐怖もありますが、みんなで絶対に面白い作品にしようという気持ち満々で取り組んでおりますので、ぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです。
■脚本・遊川和彦
このドラマは、人の成長を描くドラマですが、人は一体いつ「大人」になるのでしょうか?
「大人」になるとは何なのでしょうか?この主人公は周囲の声など気にせず、10年間変わらない。そんな人間がどうなっていくのか?そんな人間がいて欲しいという思いを込めて、作っていきたいと思います。
■プロデューサー・大平太
「わたしには夢があります。ふるさとの島に橋をかけること」
「わたしには夢があります。一生信じ合える仲間を作ること」
「わたしには夢があります。その仲間と沢山の人を幸せにする建物を造ること」
こう言い放つ新入社員が、本作の主人公です。
彼女は夢のためなら、たとえ社長にだって自分の意見を貫く「忖度できない女」。
50歳を過ぎても、つい「忖度」してしまう自戒の念を込めてドラマを作りたいと思います。「小さな巨人」の10年間の記録を目撃して頂けたら幸いです。