『キャプテン・マーベル』ジェンマ・チャン、違う役で『エターナルズ』出演か
映画『キャプテン・マーベル』でクリー帝国の狙撃手ミン・エルヴァを演じたジェンマ・チャンが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作『エターナルズ(原題) / Eternals』 への出演を交渉中だとVarietyほか各メディアが報じた。
『エターナルズ(原題)』は、宇宙種族セレスティアルズによる旧人類への遺伝子実験で生み出された、スーパーパワーと不死の肉体を持つ種族を描く作品。同サイトによると、ジェンマが再びミン・エルヴァを演じるのかは不明で、情報筋は、全く違う役で出演する可能性を示唆したという。
同サイトによると、MCUでは、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチが悪役のドルマムゥも演じるなど、同じ俳優が一人二役を務めることはあったが、全く違う役で出演するのは初とのこと。この件について、マーベルはコメントを避けたとしている。
MCUでは、アジア系ヒーロー、シャン・チーの単独映画(2021年公開予定)など、アジアの観客を意識した作品も準備中。また『エターナルズ(原題)』には、すでに韓国人俳優マ・ドンソク(ギルガメッシュ役)の出演が決定しており、前例がないとしても、アジア系のキャスト・スタッフで制作された大ヒットハリウッド映画『クレイジー・リッチ!』への出演でも人気を博したジェンマの参加は、マーベルの望むところだろう。
『エターナルズ(原題)』にはそのほか、アンジェリーナ・ジョリー(セナ役)、リチャード・マッデン(イカロス役)、ブライアン・タイリー・ヘンリー(ファストス役)、サルマ・ハエック(アジャック役)、クメイル・ナンジアニ(キンゴ役)、ローレン・リドロフ(マッカリ役)、リア・マクヒュー(スプライト役)らが出演。またColliderでは、『ダンケルク』『アメリカン・アニマルズ』のバリー・コーガンも出演交渉中だと報じている。メガホンを取るのは、中国出身の女性監督クロエ・ジャオ。2020年11月6日の全米公開を予定している。(編集部・入倉功一)