大きくなった!『アジョシ』天才子役、驚きの成長ぶり
![大きくなった!キム・セロン - 『守護教師』より](https://img.cinematoday.jp/a/P9AtGonSs8pW/_size_640x/_v_1565334544/main.jpg)
韓国の大ヒット映画『アジョシ』(2010)の子役として知られるキム・セロン。現在公開中の映画『守護教師』では女子高校生を演じ、大人の女優へと成長した姿を披露している。
2000年生まれ、現在19歳のセロン。スクリーンデビュー作となった2009年の映画『冬の小鳥』がカンヌ国際映画祭に特別招待され、“天才子役”として注目を浴びると、闇を抱えながら生きる男(ウォンビン)と心を通わせる少女を演じた2010年の映画『アジョシ』がこの年の韓国興行収入第1位となる大ヒットを記録。一躍その名をとどろかせ、国民的子役となった。
その後も日本のドラマをリメイクした「女王の教室」やファンタジー時代劇「魔女宝鑑 ~ホジュン、若き日の恋~」、巨匠イ・チャンドンが製作を務めた『私の少女』などドラマや映画で活躍し、女優として順調にキャリアを積み重ねてきた。
一方プライベートでは、『アジョシ』の大ヒットによる試練もあったそう。2018年に出演したバラエティー番組「知ってるお兄さん」では幼い頃にクラスメートから芸能人扱いをされ、靴を隠されるなどの嫌がらせを受けたこともあったと明かしていた。
![守護教師](https://img.cinematoday.jp/a/P9AtGonSs8pW/_size_640x/_v_1565334544/2.jpg)
そんなセロンの出演作『守護教師』が現在日本で公開中だ。暴力沙汰でコーチの職を失った元ボクシング・チャンピオン(マ・ドンソク)が、体育教師として赴任した女子高で忽然と姿を消してしまった生徒の行方を追う同作。失踪した同級生を唯一捜す少女・ユジン役を務めたセロンは、少女の繊細な感情を見事に表現している。一緒に事件を追う体育教師役のマ・ドンソクはマーベル・シネマティック・ユニバースへの参加も決定した人気俳優だが、2012年の『隣人 -The Neighbors-』でも共演経験があるだけに彼との呼吸もぴったりで、大人の演技派女優へと成長した姿に驚かされる。(編集部・吉田唯)