山下智久、通訳なしの英語取材!海外ドラマ撮影の裏側明かす
山下智久が、スペイン・カナリア諸島にあるテネリフェ島で13日(現地時間)、自身が出演する海外ドラマ「THE HEAD」の国際取材会に通訳なしで参加。山下は、流ちょうな英語で、本作の撮影の裏側などを語った。
本作は、2020年春に日本国内でHuluオリジナルドラマとして配信されるほか、ヨーロッパの主要放送局や中南米、HBO Asia が網羅する23の国と地域での放送、各国の配信プラットフォームでの同時公開も決定している国際ドラマ。辺境の地にある南極の科学研究基地を舞台にした、極限サバイバルミステリーだ。人気海外ドラマ「HOMELAND」のエグゼクティブ・プロデューサー、ラン・テレムが製作総指揮を務め、山下がメインキャストの一人として出演することでも話題となっている。
現地時間13日、撮影地の一つであるテネリフェ島で国際取材会が開催された。各国から取材陣が集まるなか、山下をはじめ、キャサリン・オドネリー、アレクサンドル・ウィローム、ローラ・バッハ、ジョン・リンチなど主要キャスト11人がインタビューに応じた。
物語で重要な役どころである研究員Aki(アキ)を演じている山下。劇中、全編英語のセリフに挑戦しており、この日も通訳一切ナシの取材会で流暢な英語での受け答えをした。取材会では、撮影に参加して約2か月経つ山下が「この作品のチームは“ザ・インターナショナル”。キャストのみなさんと一緒にランチをしているときも、1つのテーブルで合計8言語も話せるんです!」と撮影の裏側を明かした。
撮影当初は不安もあったという山下。「みなさん、優しくて素敵な方ばかりなんですけど、やっぱり文化の違いもありますし、言語的にもうまく伝わらないこともあって……」それでも、「キャスト・スタッフとの距離が縮まるにつれて、それも徐々に改善されていき、当初よりはお互いにコミュニケーションをしっかり取れるようになったんです」と変化があったという。
取材会を終えて、「こういう取材は初めてで緊張しました。日本と違って段取りが細かく決められていないので、臨機応変能力が問われるというか……(笑)。でも、キャストのみなさんも普段通り柔らかい雰囲気だったし、僕も自然な状態で参加できました」とコメントを寄せている。
山下は、撮影現場で「Tomo(トモ)」と呼ばれているという。製作総指揮のランが「Tomoは勤勉でチャレンジ精神にあふれたハングリーな俳優。本読みでも何種類もの演じ方を模索するし、英語の発音も含めて練習に余念がない。また一緒に仕事をしたいです!」と再タッグを匂わせ、監督のホルヘ・ドラドも「Tomo は毎日よくなっている!」と太鼓判を押す。
また、共演陣からは「Tomoはとっても穏やかで静かで、熱心に芝居に取り組む俳優なので、一緒に仕事をするのが楽しいです」(ジョン)、「Tomo と一緒に撮った写真を僕のInstagramに投稿したら、彼のファンから600通ものメッセージが届いたんです。本当に彼はすごい!」(アレクサンドル)と評されている。(編集部・梅山富美子)
山下智久コメント
僕は研究員の一人・akiを演じています。akiは賢くて直感力の強い人物で、医師のマギーと恋に落ちます。ちなみにakiという名前は、役名を選ぶ機会をいただけたので、僕が選びました。アキは日本語で寒くも暖かくもある「秋」から取ったんですけど、キャラクター的にもいいと思ったし、実は僕自身も季節のなかでは秋が好きなんです。そんなアキを演じながら、グローバルですばらしいキャストのみなさんと共演できて、とても胸が躍っています。みなさんに、このすばらしいプロジェクト「THE HEAD」をぜひご覧いただきたいです。
この作品のチームは“ザ・インターナショナル”。例えば、キャストのみなさんと一緒にランチをしているときも、1つのテーブルで合計8言語も話せるんです! もちろん、基本は英語で会話をするんですけど、撮影現場ではスペイン語もよく飛び交うので、ちょこちょこスタッフのみなさんに教わって、知識を増やしています。
実を言うと、来たばかりのころは、たまに不安になって戸惑うこともありました。みなさん、優しくて素すてきな方ばかりなんですけど、やっぱり文化の違いもありますし、言語的にもうまく伝わらないこともあって……。でも、キャスト・スタッフとの距離が縮まるにつれて、それも徐々に改善されていき、当初よりはお互いにコミュニケーションをしっかり取れるようになったんです。このチームとは撮影や食事など、ずっと時間を共にしているので、いまではファミリーのような感覚になってきましたし、すごく大切な仲間です。
ちなみに、みなさんとは役についての話はもちろん、自国のオススメの食べ物について話したりもしました。日本に遊びに来たことのある人がたくさんいたので、たこ焼きの話も飛び出ました(笑)。そういう話を聞くとうれしいですし、僕もこのタイトな撮影が終わったら(笑)、みなさんの国を訪ねてみたいです。
いろんな国から人が集まっていることは、このプロジェクトの強み。そのなかで自分のアイデンティーをしっかり持ちながら、カルチャーを超えた“人のコアな心や感情”を、しっかりとシンプルに伝えることができる現場になっていると思います。僕自身も自然体でいられる、いい現場です。日本の友だちや食事が恋しくなることもありますけど、それは帰国したときの楽しみに取っておいて、いまを頑張ろうと思います。