『天気の子』醍醐虎汰朗、母親が13回鑑賞!森七菜も反響に喜び
新海誠監督の最新作『天気の子』(公開中)の展覧会「天気の子」展のオープニングイベントに、帆高役の醍醐虎汰朗、陽菜役の森七菜が訪れた。2人は、大ヒット中の映画の反響などについて語った。
7月19日に公開されたアニメーション映画『天気の子』は、67日間で動員982万人、興収130億円を突破するなどスマッシュヒット。その反響について質問された醍醐は、「友人や家族をはじめ、母とかは13回観たと言っていて。愛を感じるなと。この作品を通じて母の愛を感じました」としみじみ。
その言葉を聞き、「わたしはまだまだ5回しか行っていないですが……」と恐縮した様子を見せた森だが、「まわりの反響は大きくて。外を歩いていても『いまから晴れるよ』という声が聞こえてきたりするので。広まっているな、すごいなと思っています」と笑顔を見せる。
本展覧会は、同作の企画書、絵コンテ、設定資料、作画、美術背景などの貴重な制作資料を展示。さらに、作品の重要なモチーフとなる天気について、日本気象協会の協力のもと、気象現象を再現する専用装置を設置するなど、楽しみながら作品世界をより深く知ることができる展覧会になっている。
一足先に展示を見たという醍醐は「想像よりもはるかに量が多くて。すごいボリュームです」と興奮気味に答え、「『天気の子』が好きな人にはたまらない展覧会になっている」と期待をあおる。続く森も「ボリューミーでしたね、どこまでいっても『天気の子』であふれていて。ずっとしあわせが続いている感じがして」とほほ笑んだ。
展覧会を通じてスタッフの努力の結晶が垣間見えることについて、「これだけたくさんの方が関わっている壮大な作品なんだな、と改めて感じました。中に陽菜の大きなパネルがあったんですが、それを見ながら、これはわたしなんだなと自分の心の中で何回も言っていました。うれしかったです」と森が語れば、醍醐も「アフレコをやった1か月間は本当に楽しかったので。あの日に戻りたいなという気持ちが強くなってしまいます」と付け加えた。
さらに会場内には、劇中で夏美がスーパーカブで走り回るシーンを観て感動したというホンダマガジンとホンダモーターサイクルジャパンが企画した、本田技研工業ものづくりセンターの製作協力で完成した世界で一台の「天気の子」スペシャルスーパーカブが。カラーリングやディテールを忠実に再現しており、フォトスポットとなっている。
また、松屋銀座内の「MGカフェ」「美しくなるビアガーデン」では、本展覧会開催を記念して、作品からインスピレーションを受けて制作されたコラボレーションメニュー、スイーツなどが登場。SNS映え必至のユニークなメニューを楽しむことができるという。(取材・文:壬生智裕)
「天気の子」展は10月7日まで松屋銀座8階イベントスクエアにて開催中