橋本愛、民放連ドラレギュラー5年ぶりは「ニュースで知った」
高畑充希が主演を務める日本テレビ系10月期のドラマ「同期のサクラ」の記者会見が都内で行われ、民放ドラマとしては5年ぶりのレギュラー出演となる橋本愛が意気込みを語った。この日は共演者の新田真剣佑、竜星涼、岡山天音らも来場した。
高畑充希、橋本愛、新田真剣佑ら“同期”5人のスーツ姿!【写真】
高畑が「過保護のカホコ」の脚本家・遊川和彦と再タッグを組んだ本作は、過疎の離島で育ち、故郷の島に橋を架けるという夢を持つサクラ(高畑)が主人公。ゼネコン大手の花村建設に入社したサクラの、同期に見守られながら駆け抜けた10年間が1年ずつ1話ごとに描き出される。橋本が演じるのは同期の1人で、サクラとは対照的にクールで場の空気を読むが、常に自分の居場所を探している月村百合。橋本が民放の連続ドラマにレギュラー出演するのは「若者たち2014」以来、5年ぶりとなる。
橋本は「自分ではあまり数えたことがないので、5年ぶりということはネットニュースで知ったんです」と切り出して、「ただ、ドラマは期間も長いですし、自分が本当に伝えたいと思ったものに力を注ぎたいなと思っていて。自分の信念というと硬いかもしれないですが、今回の作品には信念と同じような匂いを感じたので、大丈夫だと思いました」とコメント。
高畑との共演については「高畑さんの演じるサクラちゃんは変な人で、目をずっと見開いていて瞬きもしない。日常ではなかなか出会うことのない人に、ドラマという特殊な世界で出会えるのが面白い。サクラの中にある根っこの部分は人間らしいもので、それを見るたびに『あれ、私に近いかもしれない』と思って」と共感もあったそう。
一方、自身の役どころについて橋本は「百合ちゃんは自分とは真逆の役で、どうにか百合ちゃんの思考と感情に引き戻すのが大変。ついサクラちゃんを応援したくなっちゃうのを、どうにか心の中で毒づく、というのを今は頑張ってやっています」と語る。
橋本によると、劇中で母親の役もやるということで「母親になった10年後の百合ちゃんを演じたんです。撮影初日に子どもを抱いて、本当に可愛くて。あの子にもう一度会うために頑張りたい」と笑みを浮かべる。「母親になる役は、いつかできたらいいなと思っていたんですが、それが叶いました」とコメント。さらに「(母親になることを)0.00000001ミリくらいは感じられたかなと思います。あの子にまた会いたいです」と感激の面持ちで口にした。(取材・文:壬生智裕)
ドラマ「同期のサクラ」は日本テレビ系にて10月9日より毎週水曜よる10時~放送