スパイダーマンMCU残留へ!ソニーと共同製作の3作目が2021年公開!
スパイダーマンのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)残留をめぐって交渉が決裂していた米マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズが、現地時間27日にMCUにおける3作目の『スパイダーマン』映画を共同で製作する契約を交わしたと、Varietyほか各メディアが報じた。
同サイトによると、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続く3作目のスパイダーマン映画は2021年7月16日全米公開。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギと『スパイダーマン』映画の制作に携わってきたパスカル・ピクチャーズのエイミー・パスカルが再びプロデュースを手がけ、トム・ホランドが主演を務める。
まさに急転直下の決定にファイギは「MCUにおけるスパイダーマンのジャーニーが続き、それに携われることに、私とマーベル・スタジオの全員が興奮しています」と喜びのコメント。「スパイダーマンはパワフルなアイコンであり、彼の物語は世界中のあらゆる世代の観客にわたるものです。そして彼はまた、シネマティック・ユニバースを横断するスーパーパワーを備えた唯一のヒーローでもあります。ソニーも独自のスパイディー・バースを展開するため、この先にどんな驚きをもたらしてくれるのか、想像もできません」としている。
また、パスカルも「素晴らしいことです」と今回の決定を賞賛。「ピーター・パーカーの物語は『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で劇的な転換を遂げました。彼の旅の行き先を、私たち全員が共に見届けることができるのは、この上ない幸せです」と声明を発表している。
スパイダーマンのMCU残留をめぐっては、契約更新に際してマーベル・スタジオの親会社であるディズニーとソニーのトップ間で金銭面における交渉が決裂。ディズニーは今後のスパイダーマン映画は50 / 50の共同出資として収益も半々とすることを望んだが、ソニーはこれを拒否したとDeadlineが報じていた。同サイトによると、ソニーは今回、ディズニー/マーベルがファイギをプロデューサーとして貸し出すにあたって製作費の25%を出資し、25%の利益を受け取る契約に同意したという。
さらに同サイトによると、スパイダーマンは契約の一環としてもう1本のマーベル映画にも登場するとのこと。MCUは2020年5月の『ブラック・ウィドウ(原題) / BLACK WIDOW』からフェーズ4がスタートする予定で、3作目の『スパイダーマン』は2021年11月5日公開予定の『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題) / Thor: Love and Thunder』の前に封切られることになる。(編集部・入倉功一)